赤ワインをニュージーランドのピノから
イタリアのモンテプルチアーノに切り替えた。
チウチウ ゴティコなる聞き慣れない銘柄は
ニュージーよりちょいと落ちるな、
というのが共通の感想だった。
主菜の1皿目は仔羊もも肉の低温ロースト。
1人前を分け合っているのに大きな肉塊が
それぞれのプレートに鎮座している。
様々な部位のミンチがもも肉に巻き込まれており、
複雑な滋味を醸している。
ガルニテュールはコーン・いんげん・ひじき。
ポップコーンみたいな揚げライスに
セルフィーユもあしらわれていた。
赤ワインのソースが濃厚で
岩手南部小麦使用の自家製パンと相思相愛。
しっとりと柔らかいラム肉に
きめ細やかな食感を持つパンが寄り添う。
モンテプルチアーノで追いかければ
けっこうイケてるじゃん、このワイン。
イタリアのモンテプルチアーノに切り替えた。
チウチウ ゴティコなる聞き慣れない銘柄は
ニュージーよりちょいと落ちるな、
というのが共通の感想だった。
主菜の1皿目は仔羊もも肉の低温ロースト。
1人前を分け合っているのに大きな肉塊が
それぞれのプレートに鎮座している。
様々な部位のミンチがもも肉に巻き込まれており、
複雑な滋味を醸している。
ガルニテュールはコーン・いんげん・ひじき。
ポップコーンみたいな揚げライスに
セルフィーユもあしらわれていた。
赤ワインのソースが濃厚で
岩手南部小麦使用の自家製パンと相思相愛。
しっとりと柔らかいラム肉に
きめ細やかな食感を持つパンが寄り添う。
モンテプルチアーノで追いかければ
けっこうイケてるじゃん、このワイン。
続いて和牛煮込み&うなぎ蒲焼きのパイ包み焼き。
主役を取り巻く野菜たちが多種多彩だ。
ほうれん草・ズッキーニ・オクラ・ヤングコーン・
シュガースナップ・ラディッシュ・枝豆、
はては、むかごまで投入されている。
むかごは植物の肉芽(繁殖器官)で
普段、われわれが口にするのは山芋・長芋のそれ。
何しろパイ包み焼きはJ.C.の大好物。
ポール・ボキューズのバル・アン・クルート。
スズキを使ったものが有名だが
仔羊のマリア・カラス風、ビーフ・ウエリントン、
甲乙丙つけ難く、みんな大好きだ。
当店の秀作にも舌鼓をポンポン。
アーモンドクリーム、粒マスタード、
2種のソースがともにによろしく、存分に楽しめた。
ただ、和牛とうなぎのコラボという、
奇抜なアイデアが成功を収めているかと問われれば、
素直にイエスとは応え難く、多少の疑問が残る。
ハッキリ言って魚介と肉類の呉越同舟は好まない。
中華の八宝菜は気にならないのに
和食の寄せ鍋あたりで気になりだし、
極め付きはカーペットバッグ・ステーキだ。
豪州発祥のステーキは牛肉に大きな切れ目を入れ、
そこへ生ガキを詰め込んで焼き上げる。
コイツは食いたくないなァ。
いまや「bisous」のスペシャリテとなったこの料理。
接客係から聞いた出生の理由が面白い。
もともとはウナギではなく、
フォワグラを使っていたところ、
客からクレームが相次いだというのだ。
フォワグラがみな溶け出してしまい、
影もカタチもなくなるんだと―。
問題を解決する苦肉の策がコレ。
フォワグラ溶けてウナギに転ずる、
笑えるハナシでありました。
=おしまい=
「bisous 神楽坂」
東京都新宿区神楽坂5-43-2 ROJI神楽坂2F
03-3267-1337
主役を取り巻く野菜たちが多種多彩だ。
ほうれん草・ズッキーニ・オクラ・ヤングコーン・
シュガースナップ・ラディッシュ・枝豆、
はては、むかごまで投入されている。
むかごは植物の肉芽(繁殖器官)で
普段、われわれが口にするのは山芋・長芋のそれ。
何しろパイ包み焼きはJ.C.の大好物。
ポール・ボキューズのバル・アン・クルート。
スズキを使ったものが有名だが
仔羊のマリア・カラス風、ビーフ・ウエリントン、
甲乙丙つけ難く、みんな大好きだ。
当店の秀作にも舌鼓をポンポン。
アーモンドクリーム、粒マスタード、
2種のソースがともにによろしく、存分に楽しめた。
ただ、和牛とうなぎのコラボという、
奇抜なアイデアが成功を収めているかと問われれば、
素直にイエスとは応え難く、多少の疑問が残る。
ハッキリ言って魚介と肉類の呉越同舟は好まない。
中華の八宝菜は気にならないのに
和食の寄せ鍋あたりで気になりだし、
極め付きはカーペットバッグ・ステーキだ。
豪州発祥のステーキは牛肉に大きな切れ目を入れ、
そこへ生ガキを詰め込んで焼き上げる。
コイツは食いたくないなァ。
いまや「bisous」のスペシャリテとなったこの料理。
接客係から聞いた出生の理由が面白い。
もともとはウナギではなく、
フォワグラを使っていたところ、
客からクレームが相次いだというのだ。
フォワグラがみな溶け出してしまい、
影もカタチもなくなるんだと―。
問題を解決する苦肉の策がコレ。
フォワグラ溶けてウナギに転ずる、
笑えるハナシでありました。
=おしまい=
「bisous 神楽坂」
東京都新宿区神楽坂5-43-2 ROJI神楽坂2F
03-3267-1337