本日のランチは久しぶりに本格チャイニーズ。
神田神保町の西のはずれ、
九段下近くの寧波料理店「源来酒家」へ。
過去に10回ほど利用しているが12年ぶり。
気に入り店なのに無沙汰をしてしまった。
2007年秋に上梓した自著にこうある。
中華料理店ひしめく神保町ではこの店がベストだ。
特に点心が極めて秀逸で、
焼き饅頭と小籠包子は絶対の必注科目。
太打ちちぢれ麺使用の担々麺もさることながら
小海老・叉焼・玉子・グリーンピース入り炒飯が
侮りがたい。
セットの片割れの半炒飯は
どの店でもおざなりなものだが
あらためてこの寧波家郷料理店を見直した。
なのである。
ちなみに寧波は上海の南、
百数十キロにある浙江省の副省都だ。
さて、今回はいまだに試していない料理に
食指を動かすとしよう。
セットメニューに
牛すじ麻婆カレー麺&玉子炒飯。
そのハーフ&ハーフ(1050円)があった。
またカレーだけれど、ドライの中瓶と通す。
麺から先に箸をつけると
最初はカレーだが食べ進むうち、
カレーを食べてる感覚が薄れてきた。
サイコロ状のすじ肉のほか、
粗挽き肉もあるのは麻婆だから当たり前。
香菜(パクチー)が散っている。
確かに麺は半分だが具材はフル。
味付けが濃く辛く、油もたっぷりだ。
おまけにグツグツの土鍋で食了に時間がかかる。
麺がコッテリだから
炒飯より白飯のほうがありがたいかも?
昼どきは麻婆麺が一番人気。
続いて麻婆カレー麺らしい。
寧波というより四川だネ。
普段、麻婆豆腐やカレー麺はまず注文しない。
食べつけないもんに挑戦するもんじゃないネ。
ちょいと反省した次第なり。
サーヴされた中国茶はウーロンかプーアル。
たぶんウーロンだろう。
上海焼きそばにしとけば楽だった。
湯呑みを手で包み、そう思ったことでした。
「源来酒家」
東京都千代田区神田神保町3-3
03-3260-0331