前回は初めてのホスピタルだったが
今回は初めてのPCR検査。
再び日医大病院を訪ねると
12時から13時15分まで休憩と来たもんだ。
それじゃそこを利用して昼めしにしよう。
外に出たらけっこうな雨足の洗礼に見舞われた。
駆け込んだのは病院のはす向かい。
根津神社の並びの「鳥はな」。
以前、一度だけ利用したことがある。
そのときは東京軍鶏の親子丼をいただいた。
当店は東京軍鶏の専門店なのだ。
ところが比較的安価な昼は水郷赤鶏が中心。
軍鶏は親子丼しかない。
耳慣れない水郷赤鶏は千葉県・佐原や
茨城顕・潮来あたりで飼育されているらしい。
そうら、懐かしい花村菊江の歌声が響いてきた。
♪ 潮来花嫁さんは
潮来花嫁さんは 舟でゆく
華の都へ ギッチラ ギッチラ
ギッチラコ
別れ惜しむか よしきりさえも
啼いて見送る 葦のかげ ♪
(作詞:柴田よしかず)
「潮来花嫁さん」は1960 年のリリースで
奇しくも橋幸夫の「潮来笠」と同年。
好きな3番を紹介したが
1番の ”月の出潮にギッチラ” 、
2番の ”私しゃ潮来の水育ち” も捨てがたい。
生はプレモル、瓶はハートランドの小瓶。
その取り揃えに不満を抱きながら
よりダメージの軽い小瓶をー。
そうして通した焼き鳥丼。
親子は前回食べてるし、
そぼろ親子や鶏ひつまぶしには
食指が動かなかった。
ドンブリに枕を並べて討ち死にするのは4本。
ささみ(胸?)わさび・もも・ももねぎま・団子。
ささみと団子が塩、もも系はタレだ。
一見したJ.C.、ガッカリ。
何とまあ、退屈な顔ぶれであることよ。
レバー、あるいはハツ、
いわゆる内臓系の不在が痛い。
皮やボンジリを入れろとは言わないが
あまりにも凡庸なラインナップ。
味わいにも特筆するところがない。
これならわざわざ潮来から
嫁入りさせなくてもいいんじゃないの。
やはり此処は東京軍鶏だ。
国技館の前の江戸NORENに支店あり。
肝心のPCR検査はもちろん陰性でした。
「鶏はな」
東京都文京区根津1-27-1第二高野ビル2F
050-5868-8666