2014年11月3日月曜日

第960話 ブルースに寄せて (その2)

もうお一方のお便りは
滋賀県・長浜市にお住まいのN宮W子サンから。
長浜といえば、寒い時期の鴨鍋が有名。
未訪ながら、いつの日か訪ねたいと思っている。

友人のススメで「生きる歓び」を愛読し始めまして2年になります。
もちろん、それ以前の第1話までさかのぼって読ませていただきました。

 「暗い港のブルース」を初めて聴きました。
キングトーンズでは
「グッド・ナイト・ベイビー」しか知らなかったわたしには
とても新鮮な素敵な曲でした。
リードテナーの内田さんの声が印象的で
バックのトランペットも心に響きます。

拙宅は琵琶湖に近いこともあり、
聴いていて暗い湖面が目に浮かびました。 

わたしは「生きる歓び」に♪マークが出てきますと、
今回はどんな曲だろうとわくわくします。
オカザワさんは賛否両論とおっしゃいましたが
わたしは絶対に賛成派、これからもぜひ、続けてくださいましね。

ハイ、続けますとも。
ちなみにN宮サンの耳朶に印象を残した声の持ち主、
内田正人は横浜の出身である。

ものはついで、タイトルに”ブルース”を冠する日本の楽曲を調べてみた。
いや、かなりの数があるもんですな。
そこで例により、マイ・ベストテンを選んだ。
ただし、ここ2~3日の即席チョイスゆえ、
もれている曲もあろうし、じっくり聴きこむヒマもなかった。
よって10曲ピックアップはしたものの、さすがに順位はつけがたい。
それでもトップスリーだけは明記しておいた。
赤字の3曲がソレである。

 君に捧げるほろ苦いブルース(荒木一郎)
 色彩のブルース(エゴ・ラッピン)
 山谷ブルース(岡林信康)

 君忘れじのブルース(淡谷のり子)
 銀座ブルース(松尾和子&和田弘とマヒナスターズ)
 赤と黒のブルース(鶴田浩二)
 上海ブルース(ディック・ミネ)
 長崎ブルース(青江三奈)
 昭和ブルース(ブルーベル・シンガーズ)
 暗い港のブルース(キングトーンズ)

手前ミソで恐縮ながら
いやはや、珠玉の名曲がズラリ勢揃いの景色であります。

=つづく=