2014年11月26日水曜日

第977話 巨星は星の彼方に (その2)

やくざ路線から足を洗って以来、
「幸せの黄色いハンカチ」、「駅 STATION」などの名作にも恵まれ、
国民的スターの道を着実に歩み始めた健サン。
山田洋次監督もさることながら
やはり降旗康男監督とのコンビによるところが大きい。

わがポン友、米国在住のホケンからメールが届いた。
彼の東京の実家は降旗邸のすぐそば、
当然、近所づき合いの間柄なのだ。
もっともジェネレーションからしてホケンのご両親とだろうがネ。
ここで彼からのメールを紹介したい。
高倉健とはつながりのない部分も含め、全文を―。

岡ちゃん

帰国した際には会えず、マージャンする機会も無く誠に残念でした。

貴殿のブログは勿論、毎日拝見してます。
最近はこちらからはこれといった面白いニュースもなくMLBもPGAも。。。

相撲も毎晩観てますが、つまらないね。
テレビでも観てる人まで力が入り、
興奮し、疲れてしまうような昔はよくあった力相撲が
最近、全くないのが寂しいですね。

健さんもいなくなり寂しいかぎり。
我々の青春時代に夢中になって観ていたヤクザ路線の終焉後、
「幸福の黄色いハンカチ」で真の日本男児らしさを演じたのに驚きました。
40年くらい前だったよね?
その時、たまたま2週間ほど日本へ帰国しており、
初演のロードショーで観ることが出来、ラッキーでした。

こちらのJAPANテレビでは来週末、再放映するとの事で楽しみです。
例の降旗さんとの作品(複数の)はあまり好みではありません、
健さんにはイマイチかと・・・。

次回は来春になりそうです。それまで達者でいて下さい。

ホケン

① 相撲がつまらない・・・同感。
② 健さんいなくなり寂しい・・・同感。
③ 降旗さんとの作品好みではない・・・反感、いや、半感かな?

まあ、③の意見が判らないでもない。
誰が何と言おうと、”任侠モノ”ですからネ。
鶴田浩二、若山富三郎、高倉健、以上日本の任侠御三家也。

シリーズは「昭和残侠伝」のほかにも「日本侠客伝」があった。
永遠の相手役・藤純子を陰で支えた「緋牡丹博徒」もけっこうだった。
次話は主演映画を少々掘り下げてみましょう。
殊にマイ・ベストスリーはネッ!

=つづく=