古くは江戸四宿の一つ、千住のデパ地下にいる。
目の前のすし折を買うべきか、買わざるべきか、
To buy, or not to buy・・・that is the question.
J.C.の心境はほぼハムレットのそれに近かった。
店内を一周して戻ったとき、
まだそこに残っていた折詰は
健気(けなげ)にも俺を待っていてくれたのだろう。
♪ 霧が流れて むせぶよな波止場
思い出させてヨー また泣ける
海を渡って それきり逢えぬ
昔馴染の こころと心
帰りくる日を たたそれだけを
俺は待ってるぜ ♪
(作詞:上原賢六)
好きだなァ、裕次郎の「俺は待ってるぜ」。
曲も映画も好きだ。
映画の中の裕次郎は波止場でバーを営みつつ、
海を渡った兄貴の帰りを待っていたが
まぐろづくしのすし折は俺を待っていた。
♪ 俺は待たれたぜ ♪
こりゃ買わんわけにゃいかんやろ。
”待っている女”を抱かぬわけにゃいかんやろ。
♪ 消え残る街灯り 女は待ってる
肩すぼめ襟を立て 冷たいほら風の中 ♪
(作詞:山口洋子)
晴れて折詰一つ、マイ・バスケットに投入されました。
♪ これで心が 晴れました
あなたなしで生きることに 決めました
沖を走る潮の流れ 見つめながら
南国土佐の 昼下がり ♪
(作詞:阿久悠)
この時点で北千住における”北酒場”の線は消えた。
♪ 北の酒場通りには
長い髪の女が似合う
ちょっと お人よしがいい
くどかれ上手な方がいい ♪
(作詞:なかにし礼)
てなこって
「大はし」の肉豆腐よ、サヨウナラ。
「永見」の千寿揚げよ、さようなら。
♪ さよならあなた 私は帰ります
風の音が胸をゆする 泣けとばかりに
ああ津軽海峡・冬景色 ♪
(作詞:阿久悠)
てなこって
自宅に私は帰ります。
あいや、どうもスンマセン。
何だか今話は「演歌の花道」みたいになっちまいやした。
=つづく=
目の前のすし折を買うべきか、買わざるべきか、
To buy, or not to buy・・・that is the question.
J.C.の心境はほぼハムレットのそれに近かった。
店内を一周して戻ったとき、
まだそこに残っていた折詰は
健気(けなげ)にも俺を待っていてくれたのだろう。
♪ 霧が流れて むせぶよな波止場
思い出させてヨー また泣ける
海を渡って それきり逢えぬ
昔馴染の こころと心
帰りくる日を たたそれだけを
俺は待ってるぜ ♪
(作詞:上原賢六)
好きだなァ、裕次郎の「俺は待ってるぜ」。
曲も映画も好きだ。
映画の中の裕次郎は波止場でバーを営みつつ、
海を渡った兄貴の帰りを待っていたが
まぐろづくしのすし折は俺を待っていた。
♪ 俺は待たれたぜ ♪
こりゃ買わんわけにゃいかんやろ。
”待っている女”を抱かぬわけにゃいかんやろ。
♪ 消え残る街灯り 女は待ってる
肩すぼめ襟を立て 冷たいほら風の中 ♪
(作詞:山口洋子)
晴れて折詰一つ、マイ・バスケットに投入されました。
♪ これで心が 晴れました
あなたなしで生きることに 決めました
沖を走る潮の流れ 見つめながら
南国土佐の 昼下がり ♪
(作詞:阿久悠)
この時点で北千住における”北酒場”の線は消えた。
♪ 北の酒場通りには
長い髪の女が似合う
ちょっと お人よしがいい
くどかれ上手な方がいい ♪
(作詞:なかにし礼)
てなこって
「大はし」の肉豆腐よ、サヨウナラ。
「永見」の千寿揚げよ、さようなら。
♪ さよならあなた 私は帰ります
風の音が胸をゆする 泣けとばかりに
ああ津軽海峡・冬景色 ♪
(作詞:阿久悠)
てなこって
自宅に私は帰ります。
あいや、どうもスンマセン。
何だか今話は「演歌の花道」みたいになっちまいやした。
=つづく=