2015年2月2日月曜日

第1025話 世界で一番寒い村 (その2)

前話でご覧にいれたヤクーツクの魚屋のオバちゃん。
目細・鼻ペチャの典型的なモンゴロイド・フェイスは
白鵬の唯一のライバルだった朝青龍にソックリでしょ?

無能な協会があのイタズラ坊主を馘首しなけりゃ、
白鵬のここまでの一人舞台はなかったろうに―。
柏鵬(はくほう)時代ならぬ、
白青(はくしょう)時代が到来していたハズなのだ。

今回、白鵬が引き起こした問題。
あえて彼のカタを持ちたい。
だいたい、ああだこうだとイチャモンをつけすぎるヨ、協会は。
一人横綱として角界を牽引してきた自負があるからこそ、
常々、苦言を呈する機会をうかがっていたのだと思う。

現在の土俵からモンゴル力士が引き揚げてしまったら
はたして大相撲は存続できるのだろうか?
まず、ムリでしょうヨ。
見物に値する日本人力士がいないからネ。
理事長はじめ、理事の面々、審議会の長老たちも
アンタたち今まで何を貢献してきたの?
烏合の集とはまさにこのことで、連中こそ反省してほしい。
10年近くも邦人力士の優勝なくして国技とは呼べんだろうに―。

力が入ってしまってずいぶんスポッてしまった。
ロシアはサハ共和国の寒村、オイミャコンであった。
この村の人口はわずか900人。
番組のロケ隊が訪れた2008年2月、
午前10時の気温は―46℃だった。
1926年(昭和元年)には―71.2℃なんて
とてつもない世界記録を樹立してもいる。

村内の学校は―52℃で小学五年生以下が
―59℃になると全校閉鎖になる。
それでも村人は風邪をひかない。
あまりの寒さにウイルスが死滅するのがその理由。
こうなると、まるで南極並みだネ。
ただし、冬はほとんど無風状態が続き、
加えて村内を流れる川の底からは温水が湧き出るから
体感温度はそれほど寒くならないらしい。

老若男女が入り混じっての900人。
村全体が大きな中学校か高等学校みたいなもの。
互いが互いのことを熟知している。
娯楽は限られており、スポーツはバレーボール。
楽器はアイヌ民族と同じ口琴。
それでも村民はこぞってシアワセそのものに見えた。

異邦人の訪れがないからストレスもたまらない。
画面に映る人々の表情は
日本国民、東京都民のそれより、ずっとずっと明るかった。
われら哀れなり。