「巣鴨ときわ食堂」はとげぬき地蔵として
その名を世に知られる、高岩寺門前の地蔵通りにある。
記憶は定かでないが改装後、間口がグンと広くなったから
おそらく隣りの店を吸収合併したのではなかろうか。
繁盛度もさることながら
そのスペースにおいても”ときわ一”と言い切ってよい。
1年半ぶりで訪れたのは昨年末。
2014年も残りわずか数日という年の瀬だった。
以来、このひと月半ほどの間に5回はオジャマしている。
ひとつにここ一ヶ月というもの、
所用で巣鴨に出向く機会が多かったためであり、
もうひとつは当店の魅力をあらためて認識したからでもある。
訪問は常に夜。
したがって晩飯派と晩酌派が適度に混ざり合う、
J.C.にとってはまさに理想的な環境下だった。
老若男女に加えて士農工商のバランスがよく、
客層はきわめて幅広い。
士農工商って何だ! ってか?
いえ、あらゆる職業の客が押し寄せているってこッテス。
年末のその夜は17時半の入店。
店内はかなり立て混んでいた。
家族連れが目立つのは日曜の夜だからだろう。
この時間に揃って外食に及んでいる家族は
「ちびまる子ちゃん」にも「サザエさん」にも無縁の人たちだ。
まず好もしい印象を持ったのは喫煙者が皆無だったこと。
店側が設定した禁煙タイムは
もっともたくさんの客が終結するランチタイムの11時~15時。
したがってそれ以外の時間は喫煙が可なのだ。
にもかかわらず、その夜ザッと見渡したところ煙は立っていなかった。
着席と同時にやって来たお運びのオネエさんにビールを所望する。
アサヒの大瓶が480円と、大衆食堂にあって最安値圏。
うむ、気に入ったぞえ。
つまみや小鉢にハーフサイズというかミニサイズが何品かあり、
これが呑み助にはことのほかうれしい。
呑ん兵衛は小鉢にちょこちょこと手を出し、
助兵衛はオナゴにちょこちょこと手を出す。
硬派・J.C.はもちろん前者、
ミニしらすおろし(130円)とミニポテサラ(210円)をお願いした。
う~ん、けっこうじゃないの、ミニのありがたさを実感する。
実感しながら2本目のビールとミニ冷やしトマト(210円)だ。
トマトはちょうど半個分である。
1個は持て余すが半個は大歓迎だ。
目の前の貼り紙に
”割り箸もご用意してます。お気軽にお声かけください”とあった。
なかなかにシャレた文句じゃないですか―。
=つづく=
その名を世に知られる、高岩寺門前の地蔵通りにある。
記憶は定かでないが改装後、間口がグンと広くなったから
おそらく隣りの店を吸収合併したのではなかろうか。
繁盛度もさることながら
そのスペースにおいても”ときわ一”と言い切ってよい。
1年半ぶりで訪れたのは昨年末。
2014年も残りわずか数日という年の瀬だった。
以来、このひと月半ほどの間に5回はオジャマしている。
ひとつにここ一ヶ月というもの、
所用で巣鴨に出向く機会が多かったためであり、
もうひとつは当店の魅力をあらためて認識したからでもある。
訪問は常に夜。
したがって晩飯派と晩酌派が適度に混ざり合う、
J.C.にとってはまさに理想的な環境下だった。
老若男女に加えて士農工商のバランスがよく、
客層はきわめて幅広い。
士農工商って何だ! ってか?
いえ、あらゆる職業の客が押し寄せているってこッテス。
年末のその夜は17時半の入店。
店内はかなり立て混んでいた。
家族連れが目立つのは日曜の夜だからだろう。
この時間に揃って外食に及んでいる家族は
「ちびまる子ちゃん」にも「サザエさん」にも無縁の人たちだ。
まず好もしい印象を持ったのは喫煙者が皆無だったこと。
店側が設定した禁煙タイムは
もっともたくさんの客が終結するランチタイムの11時~15時。
したがってそれ以外の時間は喫煙が可なのだ。
にもかかわらず、その夜ザッと見渡したところ煙は立っていなかった。
着席と同時にやって来たお運びのオネエさんにビールを所望する。
アサヒの大瓶が480円と、大衆食堂にあって最安値圏。
うむ、気に入ったぞえ。
つまみや小鉢にハーフサイズというかミニサイズが何品かあり、
これが呑み助にはことのほかうれしい。
呑ん兵衛は小鉢にちょこちょこと手を出し、
助兵衛はオナゴにちょこちょこと手を出す。
硬派・J.C.はもちろん前者、
ミニしらすおろし(130円)とミニポテサラ(210円)をお願いした。
う~ん、けっこうじゃないの、ミニのありがたさを実感する。
実感しながら2本目のビールとミニ冷やしトマト(210円)だ。
トマトはちょうど半個分である。
1個は持て余すが半個は大歓迎だ。
目の前の貼り紙に
”割り箸もご用意してます。お気軽にお声かけください”とあった。
なかなかにシャレた文句じゃないですか―。
=つづく=