本日も映画のあとで、めったに来ない六本木に。
まだ宵の口で店があまり開いていない中、
ミッドタウンそばの「三州屋」に入店。
J.C.みたいな呑み助にとって
通し営業はありがたい、感謝すべし。
銀座の「三州屋」は定期的に利用するが
六本木店は実に6年ぶり。
前回はW杯ロシア大会の真っ最中だった。
見覚えのある女将サンに黒ラベル大瓶をお願い。
サービスの突き出しはブリのアラの炒り煮と
針生姜をあしらった大根浅漬け。
こういうのもまたありがたい。
♪ ありがたや ありがたや ♪
守屋浩が歌い出したが
浪花の小姑がうるさいので長くは歌わせない。
肉豆腐を通すと女将が
「よかったら玉子どうぞ」
卓上のどんぶりに数個の生玉子。
お昼に定食を食べる客へのサービスだろう。
でも、生玉の存在は単なる肉豆腐をすき焼きに
グレードアップしてくれ、これまたありがたい。
白鶴の熱燗に切り替える。
何かつまみをもう1品と壁の品書きとにらめっこ。
うなぎの蒲焼きに目が止まった。
しばらく食べてないな。
うなぎ屋以外でうなぎは経験がないが
「三州屋」は何を注文してもまず外さない。
よおし、いってみようじゃないかー。
はたして・・・。
良質な粉山椒のアシストもあって想像以上だ。
支払いは千円札3枚にコインのオツリが何個かきた。
六本木から都営大江戸線に乗る。
門仲か森下でもう1軒の腹積もり。
電車に揺られながら心当たりに思いを巡らせる。
そうだ、森下の「とり満」にしよう。
当店は2年余り以前、のみとも・B千チャンと訪れ、
期待以上の焼き鳥群に舌鼓を打った覚えがある。
まだ18時前で先客ゼロ、カウンターの中央に着いた。
ドライの大瓶にサービスの突き出しは枝豆。
「三州屋」も「とり満」も
しっかりしたつまみがフリー・オブ・チャージ。
愚にもつかぬお通しに500円もボッタくる、
チェーン居酒屋には猛省を促したい。
砂肝&ハツは塩、子みち&ねぎまにタレ。
子みちというのは牝鶏の玉子の通り道。
だけどもコイツが硬くてスカスカ。
他店のちょうちんに及ぶべくもない。
ちょいと不満が残り、2軒目ということもあって
早々に引き揚げたのでした。
「三州屋 六本木店」
東京都港区六本木4-4-6
03-3478-3796
「とり満」
東京都江東区森下1-10-7
03-3634-0141