前日は馬鹿陽気のせいで
群馬の伊勢崎や桐生では25度を超えた。
ところが今日は気温がガクンと下がり、
小雨が一日中そぼ降るイヤな午後となる。
気は進まなかったけれど
家にこもっていても仕方ないので出掛けた。
雨の日は日比谷、銀座、町屋、北千住が定番ながら
都営地下鉄・新宿線を降りたのは浜町。
甘酒横丁の「浜町藪」を通りすがって
一瞬惹かれたものの、思いとどまり横丁を直進。
結局、「人形町藪そば」の敷居をまたいだ。
ちょいとハイソなアチラに対して
コチラはグッと庶民的、J.C.向きである。
一番搾りを飲みながら品書きの吟味。
おかめ or おかめとじで迷ったが
朝食時に目玉焼き(片目)を焼いたのを思い出し、
玉子とじを回避した。
おかめのキャストは
厚切りかまぼこ・きつね・ゆで半玉・竹の子・
ほうれん草・しいたけ&千本しめじ。
そして柚子皮が一片。
どんぶり自体は小ぶりでも具材が多く、
そばもけっこうな量、腹八分目をオーバーする。
雨はまだ降り続いている。
ブラブラしたくないから駅へ直行。
人形町に来れば、ほとんどと言ってよいほど
そのあとは浅草である。
都営浅草線で4駅だからネ。
歩ける距離の上野ですらメトロ銀座線で3駅だ。
浅草なら当然「神谷バー」。
以前は来るたびに2階へ上がったけれど
ここ2~3年はもっぱら食券制の1階を愛用。
ドライの大瓶と電氣オールドを1枚づつ購入。
この日もご多分にもれず。
ピープル・ウォッチングを楽しみながら味わう。
滞空1時間で退出。
天気が悪いのに仲見世はかなりの人出だ。
インバウンドが目立つねェ。
若い娘の着物姿も少なくない。
いやはや雨の中、ご苦労なこった。
昼のそば屋について帰宅後チェックしたら
「浜町藪」を最後に訪れたのは2010年。
「人形町藪そば」にいたっては2001年だった。
月日は百代の過客にして
行きかう年もまた旅人なり
「人形町藪そば」
東京都中央区日本橋人形町1-7-2
03-3666-5922
「神谷バー」
東京都台東区浅草1-1-1
03-3841-5400