2025年9月23日火曜日

第3890話 黒・白重に 目が白黒

文京区役所で所用を済ませ、
ちょいと早いが昼めしのお時間。
東京ドームの脇をすり抜け、
水道橋にやって来た。

JR総武線・水道橋駅にほど近く、
1軒の鰻屋の店先で足が停まる。
此処は千代田区・神田三崎町。
「うな重」と書いて
「UNASHIGE」と読ませる。

店頭にパネルが2台。
苦手な J.C.がとまどってると
中からスタッフの女性現る。
アジア系でミャンマーかな?
こうなったらもう逃げられない。
今日のランチは此処でキマリだ。

品書きは明瞭にして単純。
蒲焼きの乗った重箱が黒重。
白焼きになると白重。
それぞれ並・大・特大があり、
1200円・1700円・2200円は
うなぎのサイズによるもの。

彼女の助けを借りながら
並の黒重とハイネケン小瓶を購入。
卓上の大根醤油漬けをアテに
オランダビールを飲みつつ待つ。

10分ほどで調い、
カウンターに出向いて受けとる。
吸い物は自分で作った。
永谷園の茶漬けみたいな粉末に
ポットの熱湯を注ぐ。

いや、予想以上の美味しさに
正直驚いてしまった。
よくこの値段で
こんなうなぎが出せるものだ。

翌週舞い戻り、白重を試す。
こちらもなかなかだったが
白焼きだけでは
ごはんのおかずに成りにくい。

蒲焼のタレと異なるのは
自明の理ながら
何かもう一工夫ほしい。
酒のつまみにはよかろうが
酒類はビールの小瓶だけだ。

黒重&白重を食べ比べ、
驚きの廉価に
目を白黒させたものの、
今のままだと黒重がオススメ。

安いうなぎ屋なら
近頃、もの凄い勢いで全国に
繁殖する「鰻の成瀬」より、
「UNASHIGE」を格上に
ランク付けしました。
一度食べてみて下さい。

「UNASHIGE 水道橋本店」
 東京都千代田区神田三崎町2-8-10
 03-6268-9303