早稲田行きのバスを
上富士前で降りる。
メトロ南北線・駒込駅に向かい、
歩き始めたらいきなりの雨。
バスを降りたら雨が降り出した。
豪雨じゃないけど傘は必要な雨足。
テイク・ア・シェルター・
フロム・ザ・レイン の一手だ。
予備知識もないまま、
アチラ系中華に飛び込む。
「宴客」とはまた奇妙な店名。
屋号に ”客” をあしらう店を
他に知らない。
まっ、いいけどサ。
ドライ中瓶に皮付きピーナッツ。
中華特有のものだが小粒で旨い。
五目そばの麺を半分にして貰い、
半炒飯とともに通した。
ともにまずまずの仕上がりだ。
中瓶をお替わりして菜譜に見入る。
晩酌セット(1300円)がいいネ。
A.飲み物 B.料理 C.点心
1品づつ択ぶことができる。
翌週、舞い戻った。
瓶ビールはセットの対象外につき、
同じアサヒの中ジョッキと八宝菜、
小籠包のトリオでお願いした。
中生は1分で飲み干し、
すかさず中瓶に切り替える。
泡の量を自分で調節可能な瓶は
J.C.のビール愛をしっかりと
受け止めてくれる。
八宝菜がとても好い。
小海老・イカ・帆立・豚バラ・
うず玉・キクラゲに
野菜もいろいろ入り、
ヤングコーンやフクロ茸までも。
上品な薄味に奥行きを感じた。
小籠包もまた好く、
飛鳥山の行きつけに肩を並べる。
中瓶をお替わりしたあと、
甕出し紹興酒にスイッチした。
「宴客」にて独り宴の客となり、
秋の夜長を存分に楽しむ。
白玉の歯にしみとほる秋の夜の
酒は独りで飲むべかりけり
若山牧水の名歌をちょいと
アレンジさせていただきました。
「宴客 駒込店」
東京都豊島区駒込2-7-6
03-3949-6959