今年クセがついたツアー旅行。
年甲斐もなくハマッた。
これで5回目。
今回はわがふるさと長野県、
木曽路と駒ヶ根である。
♪ 7時半ちょうどの
あずさ3号で
私は 私は
新宿から 旅立ちます ♪
秋もう深い信濃路へ。
あずさ3号を降りたのは茅野。
小じんまりとした駅から
バスが向かったのは
木曽の馬籠宿である。
着いたらけっこうな秋時雨。
それでも時雨は止むのが早い。
妻籠宿へと歩みを進める。
上り坂は急勾配。
年配者がみな息を切らし始めた。
馬籠峠を越えてからは
なだらかな下り坂。
大妻籠を過ぎてほどなく妻籠宿。
すでに夕暮れどきで
店はほとんど閉じている。
「澤田屋」は開いており、
噂に高い銘菓・栗きんとんを購入。
ガス注入といきたいが
どうやらダメだなこりゃ。
すると1軒だけ門戸を開く店あり。
地獄に仏は「やまぎり食堂」。
ドライレギュラー缶(400円)と
五平餅(300円)をすかさず通す。
五平餅はよく見掛ける、
みたらし団子風ではなかった。
竹串代わりの木べらに
平たいハンバーグ風は
焼鳥屋のツクネみたいだ。
くるみ味噌が旨いが
これは餅ではなくつぶした飯。
バスの出発時間が迫り、
ビール1缶で切り上げる。
宿泊先は駒ヶ根インターそば。
1時間ほどで到着し、
30分後には夕食。
ビジネスホテルの食事セットは
特筆するものとてナシ。
でも、飲んだ。
一番搾り中瓶3本と伊那の酒、
夜明け前(300ml)を1本。
4人掛けのテーブルを
1人旅のオッサン4人で囲む。
見知らぬ同士はすぐに打ち解け、
会話も弾んできた。
今回は通常のツアーと異なり、
”ハイキング中級”と銘打たれ、
4時間で9kmを踏破した。
みなさんお歳のわりに健脚揃い。
ほか全員が引き揚げたあとも
4人組は食堂に最後まで居残り、
口角泡を飛ばしたのでした。
「澤田屋」
長野県木曽郡南木曽町
吾妻寺下805
0264-57-4105
「やまぎり食堂」
長野県木曽郡南木曽町
吾妻下町2179-1
0264-57-3134