2015年5月7日木曜日

第1093話 ふりむけばニシニッポリ (その1)

  ♪  夢の続きはおしまいですか
   全て白紙にかえるのですか
   もしも叶うなら
   この体投げだして ついて行きたい
   閉じたまぶたにあなたが映る
   別れ話を打ち消すように
   汗がにじむ程 もう一度抱きしめて
   映画のように

   恋はいつも背中合わせ
   追えば追うほど
   ふりむけばヨコハマ くちびるが淋しい
   ふりむけばヨコハマ 置いてきぼりね ♪

       (作詞:たきのえいじ)

ブラジル出身の日系三世・マルシアが歌った、
「ふりむけばヨコハマ」は1989年初頭のリリース。
名曲とは断言できずともそこそこのヒットとなった。

横浜は大好きな街である。
北海道・関西・九州の方々にはすまないけれど、
函館・神戸・長崎、そのどこよりも横浜が好きだ。

ここでもう1曲。

  ♪  波止場を離れる あの船にあなた
   想い出残して 私を残して
   夕陽が傾く 横浜桟橋
   海鳥鳴いてよ 私と一緒に

   あァ あァ あァ 海よ
   あァ あァ あァ 憎い
   国を越えて ことば越えて
   愛に溺れた 横浜    ♪

       (作詞:吉幾三)

吉幾三作詞・作曲の「横浜」は
「ふりむけばヨコハマ」と同じ1989年前後のリリース。
大ヒット曲の「雪國」や「海峡」のあとだったように思う。
以前にも紹介したことのある「横浜」は
吉幾三ファンを自認するJ.C.のヒズ・ベストワン。
「海峡」・「釜山」も好きだが、なんといっても「横浜」につきてしまう。

横浜が舞台の楽曲を2曲続けて披露に及んだが
今話の主役は横浜に非じ。
表題にあるごとく、荒川区・西日暮里だ。
横浜ならぬ、鎌倉在住のP子と二人して先ごろ訪れた町である。
そう、ふりむけばニシニッポリ。

=つづく=