2015年7月23日木曜日

第1148話 なかにし礼を聴く (その3)

それでは作詞家・なかにし礼のマイ・ベスト20である。

① 石狩挽歌 (浜圭介) 北原ミレイ
② 手紙 (川口真) 由紀さおり
③ 京のにわか雨 (平尾昌晃) 小柳ルミ子
④ 風の盆 (なかにし礼) 菅原洋一
⑤ よこはま物語 (浜圭介) 石原裕次郎
⑥ 恋のオフェリア (宮川泰) ザ・ピーナッツ
⑦ 涙と雨にぬれて (なかにし礼) 和田弘とマヒナスターズ
                       &田代美代子
⑧ 暗い港のブルース (早川博二) ザ・キング・トーンズ
⑨ 霧のかなたへ (三木たかし) 黛ジュン
⑩ あなたならどうする (筒美京平) いしだあゆみ
⑪ エメラルドの伝説 (村井邦彦) ザ・テンプターズ 
⑫ ドリフのズンドコ節 (作曲者不詳) ザ・ドリフターズ
⑬ サヨナラ横浜 (ユズリハ・シロー) 石原裕次郎
⑭ みれん心 (中村泰士) 細川たかし
⑮ 風の盆恋歌 (三木たかし) 石川さゆり
⑯ 今日でお別れ (宇井あきら) 菅原洋一
⑰ 別れの朝 (ウド・ユルゲンス) ペドロ&カプリシャス
⑱ まわり道 (三木たかし) 琴風豪規
⑲ 五月のバラ (川口真) 尾崎紀代彦
⑳ サバの女王 (ミシェル・ローラン) グラシェラ・スサーナ
  次点: 夜と朝のあいだに (村井邦彦) ピーター

と、まあ、こんな顔ぶれになったわけであります。
発表しただけでサラリとスルーしてもよござんすが
やはりいろんな思い出に縁どられた名曲の数々、
短評を添えてみたい。
興味のない方はスキップしちゃってください。

① にしん漁における実兄の失敗がモチーフ。
   浜圭介がすばらしい曲をつけ、なかにし自身も自愛する名作。

② 近年、脚光を浴びた由紀の代表作。
   三宅島の浜辺で初めて聴いたとき、身体がふるえた。

③ てっきり山口洋子の作詞と思いきや、トンデモなかった。
   京都情緒あふれる詞に平尾が魅惑のメロディーで応える。

④ 作曲もなかにし自身で作曲家としての才能を発揮。
   殊にサビは専門家顔負けの悲劇的カタルシス。

⑤ 20年ほど前はカラオケの持ち歌だったが、しばらく歌っていない。
   今度、歌おうっと―。

⑥ 「恋バカ」以来、ピーナッツには「恋の~」を冠した曲多し。
   同じなかにしの「恋のフーガ」よりこちらが好きだ。

⑦ すでに語りつくしたのでパス。

=つづく=