合羽橋道具街で買い物を終え、
ランチは浅草のつもりだった。
インバウンドの激減により、
行動しやすくなったエンコの街だ。
それが不意に心変わりして反対の入谷に向かう。
歩みを進めながら候補店をいくつか重い浮かべる。
絞り込んだ標的はカツカレー発祥の店「河金」。
どんぶりのご飯の上にとんかつ、
そのまた上にカレーのかかる河金丼はカツカレー丼だ。
入谷交差点の手前、「キッチンよしむら」に差し掛かった。
長いことおジャマしてないが最後はいつだったかな?
(帰宅後、調べたら2001年5月だった)
ここでまた気が変わり、河金丼そっちのけで入店。
前回、何を食べ、どんな味だったか
すべて忘却の彼方だが
すべて忘却の彼方だが
カウンターが左側にあったことは記憶していた。
店主にテーブルへ促され、素直に従い、着席。
以前と同じ人物だろうが見覚えはまったくない。
取りあえず”本日のメニューボード”を見上げた。
マル得ランチ とんかつ 700円(10食限定)
A 骨付きチキンカツ 780円
B 海老・ホタテ・イカフライ 950円
C メンチカツ&生姜焼き 990円
レディースランチ スコッチエッグ&海鮮焼き 700円
ふ~ん、マル得が10食だけとは、ちとセコいな。
女性優待ってことは店主がオンナ好きなんだな。
下衆の勘ぐりもほどほどにBランチをお願いした。
待つこと10分で整ったプレートには
海老1尾にホタテとイカがそれぞれ2片。
付合わせはキャベツ繊切り&マカロニサラダ。
添え物がカットレモンとマヨネーズ。
そして油揚げの味噌汁にライスである。
シーフードのミックスフライはいずれも小ぶりで
見た目貧相ながらラードのよい香りが立ち上る。
マカロニはフジッリ(ねじりん棒パスタ)。
綿実油だろうか、オイルのコーティングによる、
下拵えがキチンと施されていた。
綿実油だろうか、オイルのコーティングによる、
下拵えがキチンと施されていた。
これがとても重要なのは
出来映えに格段の違いが生まれるからだ。
出来映えに格段の違いが生まれるからだ。
洋食の優良店はこの一手間を惜しまない。
ただし、人形町「キラク」同様、量があまりにも少ない。
食べ終えて思った。
1953年の創業後、ずっとこの地に暖簾を掲げ続けて
さすがに店全体がくたびれてきた。
店主は三代目だろうか、
まだしばらく頑張れそうだが料理のほうが老け込んだ。
われわれの世代には訴えるところあっても
若者たちは判ってくれまい。
そこが残念な「キッチんよしむら」なのでした。
「キッチンよしむら」
東京都台東区入谷1-5-2
03-3872-0907
1953年の創業後、ずっとこの地に暖簾を掲げ続けて
さすがに店全体がくたびれてきた。
店主は三代目だろうか、
まだしばらく頑張れそうだが料理のほうが老け込んだ。
われわれの世代には訴えるところあっても
若者たちは判ってくれまい。
そこが残念な「キッチんよしむら」なのでした。
「キッチンよしむら」
東京都台東区入谷1-5-2
03-3872-0907