ひと月ほど前、家の近くに
とんかつ&ポークソテーの専門店が開業。
何でも山口県・防府市から進出して来たという。
それではいただいてみましょうと
団子坂下から根津方面に不忍通りを南へ歩く。
♪ 小ぬか雨降る 御堂筋
心がわりな 夜の雨
あなた あなたは何処よ
あなたをたずねて 南へ歩く ♪
(作詞:林春生)
欧陽菲菲の「雨の御堂筋」を口ずさみながらネ。
途中、3ヶ月前にから揚げを空振りして紹介した、
「鳥安」の店先を通りすがった。
おっ、本日のランチは
うな重 鳥から揚げ 焼鳥重
その時の風まかせとばかり、
打っちゃっといたがタイミングよく遭遇した。
よって、チェンジ・マイ・マインド。
ポークソテーを取りやめ、
一番搾りの中瓶と注文に及んだ。
精肉店のコロッケほどもある、から揚げが3個。
脇にはキャベツ・トマト・カットレモン。
お約束の温泉玉子に浅漬け5点盛り。
味噌椀は三つ葉&なめこ。
半分を言い忘れて盛りのよいごはん。
椀を一口すすり、から揚げをパクリ。
おう、おう、近所のオバちゃんは正しかった。
テイクアウトとはまったく別の代物だ。
から揚げを名乗るものの、
実際は片栗粉をはたいた竜田揚げである。
いつも付いてくる温泉玉子の出汁がしょっぱいので
一計を案じ、熱い味噌汁にポトンと落とすことにした。
それにしても温玉は箸で掴みにくいネ。
仕方ないので、とんすいから引きずり出すように
お椀へ投入した。
あわわっ、勢い余って味噌汁が飛び出し、
傍らに置いたマスクの上にバシャッ。
味噌椀や玉子飛び込む汁の音
―松尾バションー
いや、マイッたな。
家への帰り道。
マスクを外すわけにもいかず、
まだ湿り気のあるヤツを着けると味噌汁の味がした。
でもネ、負け惜しみじゃないけど
アイツのマスクより、なんぼかマシなんですぜ。
J.C.の味噌アジノマスクはネ。
「鳥安」
東京都文京区千駄木2-13-1
03-3821-1301