その日の明け方、ウトウトしながら夢をみた。
札幌のビヤガーデンにて
仲間とジンギスカンを食っていた。
御徒町の「ラムちゃん」にでも行ってみようかー。
いや、昼間っから独りでジュウジュウ焼くのもなァ。
ハタと思い当たったのは先日、
チリ・クラブのあとでオペとも・S田サンと流れた、
日比谷ガード下の北海道酒場「きたぎん!」だ。
土曜は通し営業、さっそく向かった。
黒ラベルの中ジョッキで
お通しの一口ねぎとろごはんを味わい、
ジンギスカン(1280円)を通す。
当店の道産ラムは
炙りレバーしか食べていないが
とても好かったので期待はふくラム。
早くも2杯目をあおっていると、
これは何と言うんだったかな?
そうだ、卓上コンロだネ。
それに乗っかった鉄鍋には
ラム・玉ねぎ・もやしがあふれんばかり。
お運びの女性に
「5分ほどこのまま焼いてください」
「子連れ狼」の大五郎よろしく、
ジッとガマンの子であった。
ラムは思ったほど旨くなかった。
かなり歯応えがあってホントにラムかな?
マトンじゃないのかえ?
タレの味濃く、ライスが欲しくなる、
味噌汁・生たら子・きざみたくあんの付いた、
ごはんセットを追注する。
「きたぎん!」のウリは生たら子で
平日のランチなんざ、
食べ放題の大盤振る舞いと来たもんだ。
いや、キツかった。
半ライスにしとけばいいものを
たら子がそこそこあるので
そうもいかないんだ。
結局は薬局、
ジンギスカンのラムは食べ切れなかった。
ライスも少し残した。
たくあんに至ってはほとんど手付かず。
ラムだけのせいじゃないけど、
ラム食って腹ふくラムの巻でした。
「きたぎん!」
東京都千代田区有楽町2-1-7
03-6205-8887