「そのだ」の客たちは
昼めし・昼飲みが半々。
黒ラベル大瓶を通す。
メニューの★付き赤字は
当店のオススメである。
★牛ハラミタタキを所望した。
和牛ではなかろうが
それなりの期待はある。
何せ、わざわざ★マークが
付いてるんだからネ。
ステンレスの小皿に
ヒタヒタのたれはポン酢風。
小さめ薄めのスライスが8切れ、
スイスイと泳いでいた。
1切れをパクリ、ヤケに硬いな。
牛肉の旨みもイマイチだ。
これは★を外した上で
赤字から黒字に戻すべし。
ビールのお替わりも
つまみの追注も断念した。
会計は1518円と関西系だけに
1円台までしっかり徴収。
同じ上方からの進出なら
有楽町は交通会館地下、
「徳田酒店」の方がずっと好い。
五反田駅構内の鮮魚店、
「sakana bacca」に立ち寄る。
晩酌のつまみを調達するためだ。
平目刺身とスマにぎりを購入。
どちらも素晴らしかった。
プリプリ平目は明らかに朝締め。
エンガワもタップリ。
スマは別名・ヤイト。
シマガツオ、トロガツオとも。
誰もが認める究極の美味である。
山手線内回りに乗り、御徒町へ。
行きつけの「味の笛」で
目当ては工場直送のドライ生だ。
開店直後の15時5分に入店。
十全なすの季節が始まっていた。
この浅漬けを見過ごす手はない。
先客も後客もこぞって十全、十全。
うむ、生に寄り添って最高だ。
この茄子は昭和の初め、
泉州水茄子と新潟の在来種を
掛け合わせて作られた。
J.C.は水茄子も好きだが
パリッとした皮を持つ、
十全茄子をより好む。
日本一の茄子はコレである。
麒麟山の冷たいのを追注した。
越後の茄子には越後の酒だ。
若くして摘み取られ、
口福をもたらしてくれた、
十全の供養にもなりましょう。
「スタンド そのだ 五反田店」
東京都品川区東五反田1-15-5
03-5422-7950
「sakana bacca」
東京都品川区東五反田1-26-2
03-6456-2470
「味の笛 本店」
東京都台東区上野5-27-5
03-3837-5828