2025年12月17日水曜日

第3951話 おフクロウの味 「小岩やぶそば」

高校の同級生とプチ忘年会。
千葉の内房から来るN田が
店は東京駅そばがいいと云う。
そんならいっそのこと
新小岩にしてやろうとなった。

ところが新小岩には
昼飲みに適した店が無い。
快速電車は停まらないが
一駅千葉寄りの小岩に変更。

文京区在住のO切と3人、
14時に集結したのは
「小岩やぶそば」である。
1958年創業の老舗だが
小岩駅からけっこう歩く。

この日、当店の庭には
フクロウとミミズクが計3羽。
池のほとりにつながれていた。
「小岩やぶそば」の料理は
おふくろの味ならぬ、
おフクロウの味なのだ。

ガラス越しに彼らを眺める、
小上がりに上がり込んだ。
再会を祝し、一番搾りで乾杯。
つまみは葉わさび、板わさ、
にしん棒煮の3品を
3人前づつお願いした。

そば焼酎のそば湯割りに切り替え、
締めは彼らがもりそば、
J.C.は温かい牡蠣そば。
大粒の牡蠣がゴロンと
5つも浮かんだこいつは
ボリューム満点だが完食。
2時間半滞空してお勘定は
3人で1万円余りと良心的だ。

会計後、勝手口に廻ると
此処にもフクロウが3羽。
実に可愛いヤツらである。
鷹も居ると聞き及んだが
見当たらなかった。

小岩駅まで15分歩き、
今年1月にもおジャマした、
「酔い処」の2階に上がる。
2人が燗酒、当方はドライ中瓶。

N田が肉豆腐、O切はゲソ唐揚げ、
J.C. は三重産ひらめ刺し。
料理の安定ぶりはすでに承知の助。
昼から開けてくれていれば、
わざわざ15分歩かせずに
済んだんだがネ。
とにかくオッサンたちは
「遠い、遠い!」しつこくボヤく。

O切なんか
「グーグルマップ見ながら
 来たのに遠回りしちまった」
嘆くことしきり。
「お前が見たのは
 グルグルマップなんだヨ」
そう云ってやった。
桜の時季の再開を約し、
お開きと相成りました。

「小岩やぶそば」
 東京都江戸川区東小岩4-4-6
 03-3657-0386

「居酒屋 酔い処」
 東京都江戸川区南小岩7-26-3
 03-3650-4272