2025年12月19日金曜日

第3953話 勘違いの効用 再び (その1)

勘違いのせいで、
いや、おかげで
何人もの読者の知遇を
得ることができた。

この日はエンコ生まれの浅草育ち、
「昭和残侠伝」の高倉健扮する、
花田秀次郎を地で往く、
御仁と酌交に及んだ。

北千住の行きつけ酒場、
「幸楽」に取って代わり、
急速に利用度が高まってきた、
「千住845」で落ち合う。
845は ”ハシゴ” と読む。

N沢サンとカウンターに横並び。
スーパードライ、サッポロ赤星、
異なる銘柄をおのおの手酌して
グラスを合わせる。
彼の父上は奈良県出身だが
母君が生粋の浅草っ子とのこと。

相方は刺身三点盛り。
内容は平目・赤身・かんぱち。
当方は平目と〆さばを3切れづつ。
好みの刺身をチョコチョコッと
頼めるのは使い勝手がとても好い。

J.C.はドライのお替わり。
N沢サンはレモンサワー。
フグ皮&銀杏の煮凝りを分け合い、
そろそろ2軒目へ。
協議の結果、
行く先はやはり浅草だ。

北千住と浅草は近い。
昔ながらの路線、
東武伊勢崎線だと7駅目になるが
新しいつくばエクスプレスなら
たったの2駅である。
正真正銘、エクスプレスだ。

この街を熟知する J.C.ながら
生まれも育ちも浅草の御仁には
到底かなわない。
彼おすすめの「酒肴 みずの」へ。

大女将と若女将が順繰りに
交代で店に出る営業方針で
当夜は ”若”の番だった。
なかなかの美形である。

互いに好みのビールで
本日2度目の乾杯。
まずは目の前の大皿から
好みを択べるお通し。
マカロニサラダにしてみた。

日本そば屋の中華そばに
アタリが多いが如く、
和食店のマカサラやポテサラも
ハズレが少ないからネ。

=つづく=

「千住845」
 東京都足立区千住2-39
 050-5594-0528