2021年2月16日火曜日

第2591話 武蔵野うどんは ぶっといどぉ!

西武池袋線・富士見台に

以前からマークしていた「大貫」という和食店あり。

昨今は事前に営業時間のチェックが必要不可欠。

電話を入れたら、店主とのやり取りが長びいた。

 

軽く立ち寄るつもりでいたのに、しまいには

「お嫌いなモノとかアレルギーはございますか?」

「お料理はおまかせですか? 2~3品いただいて

2~3杯飲めれば、じゅうぶんなんですが・・・」

「あっ、ええハイ、だいじょうぶです」

結局、予約することになって出掛けた土曜日である。

 

どうせなら昼めしも沿線の何処かにしよう。

これもなじみの薄い町がいい。

降り立ったのは大泉学園駅、さっそく周辺を歩き回った。

北野神社から妙延寺にかけ、裏道も含めてしらみつぶし。

順番待ちの並びがあったのは

とんかつ「地蔵」だったが、とんかつは重すぎる。

 

入店した「手打ちうどん長谷川」は

武蔵野台地で古くから食されている武蔵野うどん専門店。

黒ラベルの中瓶と白菜柚子漬けの(小)を通し、吟味に入った。

記憶が確かならうどんを食べるのは‘18年9月、

根津のその名も「根の津」以来だから2年半ぶりになる。

 

太打ちの武蔵野うどんは

冷たいのを熱いつゆで食べるのが一般的らしいが

つけめんは好まぬから、かけ系でいきたい。

きざみうどんのハーフサイズをお願いした。

当店の粉は、香川県・木下製粉の白ばらと

新座産地粉の全粒粉をブレンドしたものとのこと。

 

柚子漬けは砂糖の甘み、酢の酸味、

加えて油っ気まで感じさせた。

隣りに中華風の辣白菜(ラーパーツァイ)があったから

途中までは同じ工程を最後に仕分けるのだろう。

 

きざみうどんはお茶漬けみたいな茶碗で来た。

ハーフというよりクォーターに近いスモールサイズ。

まあ、少ないぶんには構わんけれど、

これでは女性やお年寄りさえ、もの足りないと思われる。

 

食べるのが遅いJ.C.ですら、2分足らずで食了した。

ぶっというどんはともかくも、かけづゆは美味しい。

お勘定は1562円と、けして安くはないネ。

 

陽射しに恵まれ、ほとんど無風の穏やかな午後。

長距離散歩にもってこいのウォーキング日和だ。

まずは石神井公園に向け、大泉通りをスタスタ往きました。

 

「手打ちうどん長谷川」

 東京都練馬区東大泉4-3-18

 03-3922-2626