西武池袋線・富士見台に
以前からマークしていた「大貫」という和食店あり。
昨今は事前に営業時間のチェックが必要不可欠。
電話を入れたら、店主とのやり取りが長びいた。
軽く立ち寄るつもりでいたのに、しまいには
「お嫌いなモノとかアレルギーはございますか?」
「お料理はおまかせですか? 2~3品いただいて
2~3杯飲めれば、じゅうぶんなんですが・・・」
「あっ、ええハイ、だいじょうぶです」
結局、予約することになって出掛けた土曜日である。
どうせなら昼めしも沿線の何処かにしよう。
これもなじみの薄い町がいい。
降り立ったのは大泉学園駅、さっそく周辺を歩き回った。
北野神社から妙延寺にかけ、裏道も含めてしらみつぶし。
順番待ちの並びがあったのは
とんかつ「地蔵」だったが、とんかつは重すぎる。
入店した「手打ちうどん長谷川」は
武蔵野台地で古くから食されている武蔵野うどん専門店。
黒ラベルの中瓶と白菜柚子漬けの(小)を通し、吟味に入った。
記憶が確かならうどんを食べるのは‘18年9月、
根津のその名も「根の津」以来だから2年半ぶりになる。
太打ちの武蔵野うどんは
冷たいのを熱いつゆで食べるのが一般的らしいが
つけめんは好まぬから、かけ系でいきたい。
きざみうどんのハーフサイズをお願いした。
当店の粉は、香川県・木下製粉の白ばらと
新座産地粉の全粒粉をブレンドしたものとのこと。
柚子漬けは砂糖の甘み、酢の酸味、
加えて油っ気まで感じさせた。
隣りに中華風の辣白菜(ラーパーツァイ)があったから
途中までは同じ工程を最後に仕分けるのだろう。
きざみうどんはお茶漬けみたいな茶碗で来た。
ハーフというよりクォーターに近いスモールサイズ。
まあ、少ないぶんには構わんけれど、
これでは女性やお年寄りさえ、もの足りないと思われる。
食べるのが遅いJ.C.ですら、2分足らずで食了した。
ぶっというどんはともかくも、かけづゆは美味しい。
お勘定は1562円と、けして安くはないネ。
陽射しに恵まれ、ほとんど無風の穏やかな午後。
長距離散歩にもってこいのウォーキング日和だ。
まずは石神井公園に向け、大泉通りをスタスタ往きました。
「手打ちうどん長谷川」
東京都練馬区東大泉4-3-18
03-3922-2626