2021年2月22日月曜日

第2595話 鳥と小父さん (その2)

前話のつづき。

少なくとも37歳オーバーの白鳥・ガリップ。

ミルザン小父さんが歩くたびに

羽をパタパタさせながら、こちらも歩いてあとを追う。

(映像はyoutubeで見られます)

 

番組にリモート出演していた薄口評論家の杉村太蔵が

「こういうの見てると涙が出ちゃうのは

 僕も大人になったんですかね?」―つぶやくと

すかさず大下サンが

「大人です、大人です」―フォローする。

あの光景に涙するのは太蔵クンがいいヤツの証し。

一時はコイツ、バッカじゃないの?

思っていたが、好漢に好感を抱いた。

 

とにかくガリップは人間なら百歳超え。

ミルザン小父さんは彼女が天に召されたら

大理石の立派なお墓を建てるそうだ。

てなことを書いてたらトルコ料理が食べたくなった。

 

その日は理髪日だったから行き掛けの駄賃として

都合のいい所にターキッシュはないものか?

すると・・・あった、あった、ありました。

東急大井町線・荏原町の仲通り商店街に

「トルコレストラン DEDE」がありました。

 

トルコ人の旦那と日本人の奥さんの切盛りと聞いたが

実際はトルコ人男性のツー・オペだった。

さっそくトルコ周遊中は毎日飲んだエフェスをお願い。

すっきりタイプのピルスナーである。

この小瓶は日本のものより若干少ない300ml入り。

アルコール度5%で原料は麦芽とホップと水のみ。

 

トルコ料理の第一感はケバブ類と羊飼いのサラダ。

ケバブはラムでいきたいがランチタイムは

ビーフかチキン、それもドネルケバブだけ。

夜のメニューにはラムのシシケバブがあった。

 

昼唯一のラムものはキョフテ(900円+)。

牛との合挽きハンバーグでコレにするしかない。

出だしのトマトスープはなかなかだ。

メインプレートには小判形のさつま揚げみたいのが4枚。

トマト・きゅうり・キャベツのサラダに

ライスは型抜きされているものの、ごくフツーの白飯。

 

エフェスをお替わりし、フォークを手に取る。

フム、ふむ、ラムラムしさは薄くとも

それなりに美味しくいただけた。

食後のチャイはミルクなしの砂糖オンリー。

 

会計は2176円。

レジの傍らにティップ・ボックスが置かれている。

それではと千円札3枚で支払ったおつりから

ビッグコイン(ビットコインじゃないヨ)をつまみ、

財布を持たないため、パンツの右ポケットに投入し、

「残りはボックスへどうぞ、ごちそうさま」

「どうもありがとゴザイマス」

 

東急大井町線を大岡山で

同目黒線に乗り換え、不動前へ向かいました。

 

「トルコレストラン DEDE」

 東京都品川区中延5-6-17

 03-3786-5600