こう言うと地元の方々に失礼ながら
大繁華街・池袋の付属タウンみたいな北池袋は
北上してゆく東武東上線で一つ目の駅。
ホントにナンにもない。
商店街は20mあるかないかの超ショート。
それでも真っ当と思しき町中華が1軒あった。
来ることはないかもしれないが
もし来てみてよかったら紹介したい。
それにしても北池からブクロまでは
歩いていて実につまらない。
線路や高速がやたらに多く、
陸橋だの歩道橋だの、とにかく歩行者のことなんか
ちっとも考えちゃいない街造りに翻弄されてしまう。
どうにか東口に到達し、いつもの店でラブ注入。
じゃなかった、大瓶1本とレモンサワー2杯を注入。
例によって以下省略。
その足で直行したのは美久仁小路だ。
♪ 他人のままで 別れたら
よかったものを もうおそい
美久仁小路の 灯りのように
待ちますわ 待ちますわ
さよならなんて 言われない
夜の池袋 ♪
(作詞:吉川静夫)
以前、当欄で紹介した、
青江三奈の「池袋の夜」をもう一度。
ダメ元で来たのは
わがブレイクルームの様子を見るためだ。
すると・・・オーマイガッ!
小路のランドマーク「ふくろ」が看板に
灯りを点して待っているじゃないの。
愛しい小路の「ふくろ」はまさしく“ふくろ小路”。
てなことは置いといて前の週に
上野の路上で欣喜雀躍した二羽の雀の如く、
一羽のオッサンは雀躍したのでした。
まずは注入して来たばかりの大瓶。
今度はドライでお通しがキンピラ。
昼に海老とサーモンのフライを食べたのに
ミックスフライを通す。
当店の魚介フライは秀にして逸なのだ。
メゴチ・キス・海老が1尾づつにイカ1片。
添えものはキャベツとレモンのみだが
タルタルが要らないくらいの逸品。
同じフライなのに昼夜で雲泥の差だった。
生シークァーサーのサワーを飲みながら
思わず青江三奈を口ずさむ。
なぜか「池袋の夜」じゃなくて「長崎ブルース」を―。
♪ どうすりゃいいのさ 思案橋 ♪
ってか・・・オッサンは今宵もご機嫌なのでした。
「大衆酒場
ふくろ 美久仁小路店」
東京都豊島区東池袋1-23-12
03-3985-5832