舟町から荒木町に移動した。
と言っても両町は隣接し合ってるがネ。
ずっと豚もつばかり食べてきたから
魚介の旨い店に行きたく、
何度か利用した「ととや」へ。
初訪問は20年近く前。
ワイン仲間と花見の宴を催したあと、
新宿御苑から流れ着いた。
当時は同じ車力門通りでも
新宿通りから入ってすぐのところにあった。
カウンターに陣取り、ホッピーの白と黒を頼み、
適当に分け合って飲む。
何回か焼酎を追加し、仕舞いにはハーフ&ハーフ。
突き出しのねぎぬたは紛れもない下仁田ねぎ。
千住ねぎに比べ、かなり太っちょのねぎは
好きな人は垂涎だろうが
そうでない人にはそれなりの旨さ。
まぐろ刺しを通した。
中トロに近い赤身は本まぐろかな?
いや、ばちまぐろの背トロかもしれない。
いずれにせよ良質である。
重ねて伴助ホッケの開きをお願い。
福島県・いわき市の水産加工メーカー、
伴助の手になるもので、これまた一級品。
秘伝のタレを隠し味に
二段階高温熟成法で仕上げるという。
締めくくりは同じ車力門通りの「IPANEMA」。
店名が示す通り、ボサノヴァチックなカフェだ。
さっきの「ととや」はかつて
この店のはす向かいにあった。
止まり木に止まったら
ちょうど生演奏が始まるところで
女性シンガーにギター2本の三人組が
音合わせをしている。
ブラジルとくれば、第一感はカイピリーニャ。
ピンガ(カシャッサ)、ライム、砂糖に
クラッシュドアイスのロングドリンクだ。
ピンガはサトウキビを原料とする強い蒸留酒。
今夜はまだ深く飲んでないのでゴー・アヘッド。
タイトルの判らないナンバーを何曲か聴き、
カイピリーニャをお替わりし、
ライヴの休憩時間にお勘定。
メトロ丸ノ内線・四谷三丁目で右と左に分かれ、
♪ 春になったら また会いましょと
かたい約束 夢じゃない
ヨイショコーリャ 夢じゃない ♪
これなら大阪の小姑もさすがに判らへんやろ。
「ととや」
東京都新宿区荒木町10-17
03-3357-3319
「IPANEMA」
東京都新宿区荒木町3
03-3351-9129