そして3ヶ月後。
再び重厚な木製ドアを引いた。
時に12時半。
店内の立ち待ち客は1組3人。
彼らはほどなく着卓。
J.C.が一番奥の二人掛けに
案内されたのは12時40分。
心に決めていた日替わり定食(二日毎)を通した。
この日の献立は
鶏もも肉となすの中国甘味噌炒め
麻婆茄子や麻婆豆腐はまず注文しない。
大勢の会食なら
料理の一翼を担わせることもあるが
大勢の会食自体、トンとご無沙汰だもんネ。
今週、NY時代の友人と
計5名の食事会が予定されている。
(それが今夜なんだガニ)
この面子と顔を合わせるのは6年ぶり、楽しみだ。
天竜川の天然鮎コースとあっちゃ、なおさらだ。
13時05分に運ばれた定食は秀逸だった。
再訪して良かった。
鶏もも、なすに千本しめじも参加した甜面醤炒め。
鶏としめじを外し、ピーマンを加えれば、
かつての我が家の常備菜、鉄華味噌となる。
もっとも甜面醤と信州味噌の違いはあるけどネ。
副菜は煮びたしの肉団子1粒。
大根と芯付きとうもろこしのスープ。
ザーサイ辣油和え。
ごはんの盛り多めながら
主菜の味付け濃く油分強めで
相応の白飯が必要、おかげでお腹いっぱい。
壁のボードに =今週の魚=
黒ムツ(長崎)5千円
真鯛(愛媛)5千円
黄ハタ(長崎)8千円
=半尾半額=
店主は有名店や横浜中華街で
修業を積んだというだけあって本格的だ。
13時半に退店してのお代は1320円也。
遠方から出掛けても失望させない佳店である。
ただし、カニカニそばだけは
避けといたほうが無難だガニ。
「源烹輪」
東京都中野区上鷺宮4-16-10
03-5987-3507