本日のランチの相棒はたべとも・O戸サン。
都電荒川線を雑司ヶ谷で下車し、
東(あずま)通りを明治通りに抜けた角、
ブックストア・ジュンク堂本店で待ち合わせた。
店名はあえて明かしていない。
さっき来た道を戻り歩いていたら
「まさか『GRIP』じゃないでしょうネ?」
「ピンポ~ン♪ 何で判るんだい?」
「何度も行ってるもの」
(ふ~ん、小生意気なヤツめ)
こちとら初訪問なのにサ。
緑に囲まれたイタリアンはかなりの人気ぶり。
近隣のOLが大半を占め、男女比1:9と来たもんだ。
13時を過ぎ、昼休みが終るのにみなさん余裕だ。
早くオフィスに戻りなさいヨ。
大きなお世話ってか?
ビールはハートランドの小瓶。
フレンチやイタリアンはどこでも
大瓶はおろか中瓶すら置かないのが不満だけど
欧米のレストランはみなそうだ。
デカいボトルは日本の固有種と言ってよい。
平日ランチ限定のパスタ相盛り(2名より)を通す。
5種類ほどあるうち、
各自1品づつ択び、合わせてもらう。
当方は
鳴門金時と国産豚のボロネーゼ
相方は
紅ズワイ蟹・島オクラ・つる紫のペペロンチーノ
最初にサラダが供された。
サニーレタス&グリーンカールに
ラディッキオ(日本ではトレヴィス)少々。
大葉と玉ねぎのドレッシングが
名物とのこと、なるほど美味だ。
口当たりやさしく、これならタップリ使える。
パスタはともにスパゲッティ。
いや、より細打ちのスパゲッティーニ、
もしくはフェデリーニが正しい。
リストランテのボロネーゼは百回以上食べてきたが
サツマ芋入りは初体験。
ゴロゴロとまではいかぬがブツブツ入っている。
ペペロンチーノは蟹を抑えて野菜の存在感が圧倒的。
ともに脇役が前面に出て来ている。
やはり当店は女性客に軸足を置いてるネ。
食後のコーヒーを飲みながら
カメリエーレに訊ねたら経営母体はGRIP SECOND。
RACINESグループとも呼ばれているらしい。
都内あちこち、それも一等地に展開し、
この東通り添いだけでも5軒以上。
チェーンとは思えぬハイレベルな料理を提供し、
南池袋の景色を一変させている。
食後の散歩は荒川線と不忍通りを結ぶ弦巻通り商店街。
とっくの昔に暗渠化された弦巻川の上をクネクネと
昭和の匂いが立ち込める。
池袋界隈で一番好きなストリートが此処であります。
「GRIP」
東京都豊島区南池袋2-11-1
03-5944-9063