池袋「GRIP」の翌日。
この日は団子坂下でバスの五面チャン待ち。
都営バスが上野松坂屋行き、
池袋東口行き、早稲田行き。
区営コミュニティバスは
台東区の浅草行きか文京区の後楽園ラクーア行き。
多面チャン待ちにつき、5分と待たずに何かが来る。
最初に来たヤツに乗り込むつもりだが
文京区のBーグルが1番乗り、いえ、乗ったのはJ.C.だ。
かなり遠回りながら、のんびり揺られて後楽園。
近くのJR水道橋駅から神保町へ歩きながら
ランチスポットの物色である。
老舗中華の「北京亭」に通りすがった。
15年以上来ていないが
以前はちょくちょく利用した。
店頭の立て看板とサンプルケースを眺める。
おや? カニ冷やし麺が目にとまる。
こんなの無かったけどなァ。
カニ好きのJ.C.ながら
カニではしょっちゅう失敗している。
女好きの男が女で失敗するのと同じことだ。
でも、やっぱり気になるなァ。
ジョッキのロゴが愛飲銘柄と確かめた上で入店。
小姐にカウンターを促されて着席。
同銘柄の瓶を選択すると、中瓶が登場した。
フツーの冷やし中華とエビ冷やし麺が900円。
カニ冷やしは1050円だから
それなりにカニが投入されているハズ。
期待に胸弾ませてジッと待つ。
運ばれた皿は麺が隠れるほど
全面に細切りきゅうりがビッシリ。
その上にカニの小山がチョコン。
小山を隅に移動させ、
きゅうりの下の麺を引きずり出して味わう。
うん、冷水でキリッと締められ、旨し。
アッサリめのつゆも好し。
カニに箸をつけた。
ん? んんん? 続けてもうひと箸。
何だよぉ、カニカマが混じってるじゃんかよぉ!
道理で色が鮮やか過ぎるわけだ。
カニ缶は前日と同じ紅ズワイのほぐし身で
カニカマのほうが多い。
まったくもって、何てことをするのカニ。
国破れて山河あり。
カニ破れて缶があり。
でも偽物に目をつぶれば、全体として悪くなかった。
真贋合わせたカニたちの10倍近くある、
きゅうりもさほど気にならなかった。
これは間違いなく、麺とつゆの功績だガニ。
「北京亭」
東京都千代田区西神田2-1-11
03-3264-4413