タイガーからラビットにバトンタッチが済んだ。
今話より卯年の飲み食べ歩き開始である。
歳末は正月用の買い物客でごった返した上野界隈も
年が明けて落ち着いたことだろう。
勝手に思い込み、おっとり刀で出掛けた。
あれっ、けっこう人が出てるな。
わが家の御用達、吉池ビルに入館。
のちほど鮮魚売り場に寄るつもりで
エレベーターに乗り、最上階の「吉池食堂」へ。
扉が開くと同時に目が真ん丸。
つぶらな瞳が全開の巻である。
いや、スゴいのなんのっ!
9階フロアに順番待ちが30人はたむろしていた。
六本木でもないのに芋洗い状態と来たもんだ。
だめだ、こりゃ!
怖れをなして降りられず、
そのまま扉の”開”ボタンを押し続け、
客たちの乗り込みを待ってUターン。
いや、エレベーターだからIターンか?
マイッたな・・・鮮魚どころの話じゃないぜ。
くわばら、くわばら、ビルを抜け出した。
避難先は「清龍上野店」。
去年の春、桑名から来たオッサンのみともと
酌み交わしたのが上野2号店。
今日は1号店のお世話になる。
時刻は14時15分。
先刻ほどではないが大盛況だ。
このあとも行き場を失った客たちが
続々と詰め掛けてきた。
池袋に本店を持つ「清龍」は蔵元の直営店。
J.C.と本店とは、なが~いつき合いで
そのハナシはまたのちほど。
アクリル板で仕切られた、
単身用大テーブルの一角に落ち着く。
目の前に1/3(火)本日のおすすめがー。
飲み初(ぞ)めにつき、全品紹介とまいりましょう。
おせち重 1380円+
ちょい刺し盛り 500円+
タコぶつ 680円+
明太子おろし 350円+
下仁田ねぎの網焼き 290円+
揚げ出し豆腐 350円+
厚切りハムカツ 360円+
豚肉の小松菜炒め 450円+
こんなラインナップであった。
=つづく=