熱いスープが飲みたくなった。
それもワンタンメンとか、おかめそばではなく。
あまり食べないコリアンでもいってみるかな?
ちょいと出遅れたその日、1年半前に利用した
近場の「呉宮(オグン)」を思いついた。
団子坂下交差点、角ビルの3階に上がる。
1・2階は「ミスタードーナツ」。
コリアンの汁物となると
ユッケジャン、参鶏湯(サムゲタン)、
純豆腐(スンドゥブ)あたりかー。
単身女性の目立つ店内。
メニューを眺め、最も写真映りの良い、
ホルモン純豆腐チゲに決めた。
国産牛ホルモンのプリプリ感を
味わって欲しいのフレーズにも惹かれた。
ドライの中瓶を飲みながらサーヴを待つ。
最初に運ばれたのはお約束のキムチ。
碁石入れみたいな壺に入ってほぼ食べ放題状態。
さっそく小皿に取ってビールの友とする。
グツグツグツ、チゲが煮えたぎって登場。
猫舌クンのJ.C.はしばらく放っておいて
小菜三点盛りに箸を延ばす。
わかめ酢、ナムルもやし、
もう一品は薄いサカナのすり身。
かまぼことさつま揚げの中間みたいなヤツだ。
グツグツの収まりを待ち、純豆腐。
その名の通り、豆腐だらけだがホルモンが少ない。
入れ忘れかな?
いや、小指の先ほどのコマいのが辛うじて3~4片 。
底から口を開いたアサリが二つ顔を出す。
豆腐は絹ごしである。
赤いスープは見かけほど辛くない。
ちょいとパンチ不足につき、
壺のキムチをドバッと投入した。
ホルモンチゲがキムチチゲに変身した瞬間だ。
貝出汁の出たープの味はなかなか。
小サラダともども白飯を完食した。
満腹ながら再びメニューを開く。
なるほどねェ。
チゲは jjigae と綴るんだ。
実際の発音とアルファベットはずいぶん違う。
それにしても投じられた牛ホルモンの少なさよ。
写真からずいぶん減量されており、
試合前のボクサーなら一発で軽量に成功する・
期待したホルモンは
ヘルモン(減るもん)だったのです。
「呉宮(オグン)」
東京都文京区千駄木3-37-20 カンカンビル3F
03-5842-1533