翌週、舞い戻った「柳下」。
おっと、その前に話を5時間ほど巻き戻す。
実はこの日の昼下がり。
白山上の新しい行きつけそば店、
「満寿美屋」を訪れたのだった。
夜には「柳下」に行く予定。
よってガッツリ食べるのはやめておく。
わさび芋(とろろ)でビールを飲んだ。
信州の清酒、大雪渓に切り替えてもう一品。
来るたびに野沢菜では芸がないので
何かほかのモノにしよう。
ここでウッカリ頼んじまったのが
めざしと来たもんだ。
夜にオイルサーディンだってのに
うっかり八兵衛もいいところ。
最近トンと見ないけど、
高橋元太郎は元気なんだろうか?
結局は薬局、5本の干した小いわしに
マヨネーズを付けたりもしながら
胃袋に収めたのでした。
何をやってるんだ、お前は!
そうして参上した滝野川「柳下」である。
例によってドライを飲みつつ、
ふと壁に目をやると
何枚かの貼り紙というか、短冊がー。
その1枚に思わずニヤリとさせられた。
” 酒と女は二合まで ”
まったくもって当意即妙なりけり。
親しい友人に一男五女の末っ子がいるんだが
この人の親父サンがスゴい。
工務店の経営者、いわゆる大工の棟梁で
二号サンがスナック「M子」のママと来たもんだ。
生まれた長女にそのままM子と名付けてしまい、
それがカミさん(彼女の母親)に
バレたもんだからサァ大変。
座敷に皿や茶碗が飛び交ったんだとサ。
” 天橋立 " は極めて美味だった。
途中、2回も玉ねぎを足して温め直してくれる。
けっこうな量につき、当夜の焼きとんは
レバとハツ&タンのミックスを2本づつ。
腹の中がイワシだらけの一日となった。
ほうら、よい子の皆さんの合唱が
どこからともなく聞こえて来たヨ。
♪ イワシの学校は腹の中
そっとのぞいてみてごらん
そっとのぞいてみてごらん
みんなでお遊戯しているよ ♪
(作詞:茶木滋)
注:オリジナルはすべてひらがなだが
読みにくいのでアレンジ
イワシ三昧になったものの青背のサカナは
身体にいいからヨシとしましょう。
「やきとん 柳下」
東京都北区滝野川6-8-2
03-3916-8043