千代田区・神田神保町の「とり瑛」。
おすすめの品書きには
焼き鳥以外の数々が並んでいた。
真アジ刺身・どんこ椎茸炭火焼き・
新玉葱とシラスのサラダ・蛤の酒蒸し・
鶏皮ポン酢・鶏胸肉の炙り叩き・
鰹の酒盗とクリームチーズ・
特大ホワイトアスパラ
炭火焼き or 天麩羅
いきなり焼き鳥でもないもんだから
何かいっとかなきゃネ。
初っ端に載ってた真アジ刺身を。
オニイさん曰く、
「下の野菜が薬味になってますんでー」
なるほどアジの下には
葱・茗荷・生姜がみんな白髪状。
そのまた下に大葉が1枚。
千葉産の真アジはとても新鮮だ。
ドライのお替わりとともに
焼き始めてもらう。
最初にはらみとおびを塩でー。
はらみは横隔膜。
噛んだときのクニュクニュ感が好き。
おびというのはももの内側の中心に
ポコンとあるジューシーな希少部位。
1羽から2つしか取れない。
オイスターとも呼ばれている。
続いてどちらも大好物、背肝(腎臓)と
はつ元(はつ&レバーの間)をタレでー。
稀少度の違いだろうか、
背肝ははつ元の半分程度しかない。
ここで信州の清酒、川中島の冷たいのを。
また塩に戻してはつ(心臓)と
アキレス(ももの最下部)。
プリプリとしたはつの嚙み心地が
歯に快感を呼ぶ。
アキレスはももよりずっと柔らかい。
焼き鳥をたかだか6本で切り上げた。
もうちょっといけないこともないが
品書きに山わさび小飯があって
このための切り上げなのだ。
わさびに異常なこだわりを持つ、
わが家の冷蔵庫に生の本わさびと
小分けパックの山わさびが
切れることはまずない。
盛られたごはんに
卵黄の醤油漬けがポトンと一つ。
上から削り散らされた生山わさび。
夜に白飯はあまり食べないけれど
ゆっくり味わってのお勘定は
5410円でありました。
どうもごちそうさま。
「とり瑛」
東京都千代田区神田神保町1-4
03-5244-5947