2026年5月16日土曜日

第4072話 歓びアーカイブ 第18回

今日の=歓びアーカイブ=は
「食べる歓び」の最終回です。
2011年2月28日でした。

第1214回
最後の晩餐

♪ 今日でお別れね もう逢えない
   あなたも涙を 見せてほしい ♪
    (作詞:なかにし礼)

なんてことは、まったくございませんよ。
明日からはこちらへどうぞ。
www.ikiru-yorokobi.blogspot.com
=生きる歓び= by J.C.オカザワ
今すぐ貴方の“お気に入り”の“仲間入り”を
おん願いたてまつります。

菅原洋一の歌った「今日でお別れ」が
レコード大賞に輝いたのは1970年の大晦日。
この年の春にJ.C.は大学に入った。

ほどなく過激派学生による校内占拠、
いわゆるロックアウトで通学かなわず、
これ幸いとひたすらアルバイトに励み、
翌‘71年春にはヨーロッパへ旅立ったのでした。

今年はあれからちょうど40年。
記念日の3月25日午前11時には
ハバロフスク号が出航した、
横浜の大桟橋に立つつもりでいる。
そして一日中、横浜の街をほっつき歩き、
陽が落ちたらすかさず飲み歩くのだ。
自分の将来を決した大事な日ですからね。

万博が開催された‘70年は
よど号のハイジャックや
三島由紀夫の自決があった年。
カップヌードルが発売され、
スキンシップとウーマンリブが流行語になった。
そう、そう、“鼻血ブー”なんてのもあったっけ。

パンダが来日して話題をさらっている、
上野動物園の入園料は現在600円だが
当時はたったの100円にすぎなかった。
“光陰矢の如し”とまでは云わないけれど
月日の流れは早いものです。

おっと最終回につき、最後の晩餐だった。
J.C.の場合は晩餐ではなく、
あからさまに晩酌だろう。
酒の飲めない身体になっていなければ、
間違いなく、最後の晩酌でしょうね。

その際、人生の伴侶に
恵まれていれば二人で、
いなければ独りで、ということになる。
飲み出したらハシゴは必至。
飲めばハシゴの三度笠である。
それこそ我が人生。

舞台は浅草でキマリだ。
季節は晩春から
初秋にかけてが望ましい。
暖かな夜がいいから、寒い冬はイヤ。
その夜をシミュレーションしてみよう。

夕暮れどきに本所吾妻橋の、
「23BANCHI CAFÉ」にて
食べものは何も取らずに
エクストラコールドを2杯。

吾妻橋を渡り返し、
かんのん通りの「志ぶや」へ。
ここでは芋焼酎をロックで2杯。
小肌酢が気に入りながら今宵はパス。
小肌はあとに控えておりやす。
のぼり鰹のたたきを所望しよう。
生ニンニクのスライスでネ。
ニンニクなくして何の鰹よ!

おあとは本命の「弁天山美家古寿司」
平手造酒よろしく
地獄参りの冷や酒を2杯。
つまみを省いてハナからにぎりに邁進。
平目昆布〆・小肌・小肌w/おぼろ・
穴子下半身w/煮キリ・
穴子上半身w/煮ツメ・玉子
計6カン、ほかは何にも要らん。

締めくくりは「神谷バー」
中ジョッキをチェイサー代わりに
電氣ブランオールドを2杯。
実にシアワセな最後の晩酌である。

振り返れば今日で1214回。
12月14日は赤穂浪士の討入りを
連想させてなかなかよいナンバーだ。
4年8ヶ月は短くはないけれど、
花の命は短くて 楽しきことのみ多かりき
いつわらざる心境である。

シツッコいようですが
明日からは「生きる歓び」でっせ!
www.ikiru-yorokobi.blogspot.com
=生きる歓び= by J.C.オカザワ

ご愛読、ありがとうございました。
そして編集を担当していただいたN雲サン、
連載のお声を掛けてくださったQ先生に
この場をお借りして感謝の意を表します。

愛猫プッチにも挨拶させようと思いましたが
惰眠をむさぼっておりましたので、悪しからず。

眠れるウチの猫
photo by J.C.Okazawa

             =完=