2011年10月3日月曜日

第153話 恋は小岩ではしご酒 (その2)

さあ、やってまいりました小岩の町。
まだお天道様は西空上空で踏ん張っているが
明るい時間に仕掛けなければ
第一目的地、「大竹」のポジションを確保できない。

今夜もしかと飲みまくるゾ、腕まくりで改札口を出た。
いよいよ、はしご酒の始まり、始まりである。
当然のことながら藤圭子の「はしご酒」が
壊れたレコードのように頭の中でグルグル回っている。

♪  人の情けが ひとしずく
  しみて苦労を 忘れ酒
  昔恋しい 下町の 
  夢が花咲く 錦糸町
  よってらっしゃい
    よってらっしゃい お兄さん 


  飲めば飲むほど 嬉しくて
  知らずに知らずに はしご酒
  恋は小岩と 下手なしゃれ
  

  酒の肴に ほすグラス
  よってらっしゃい
    よってらっしゃい お兄さん 


  男まさりの ママがいる
  格子作りの いきな店
  江戸の名残りの 浅草は
  木遣くずしの 酒の味
  よってらっしゃい
    よってらっしゃい お兄さん ♪
   
       (作詞:はぞの なな)


本日は大サービスで1、3、5番をお届けしてみました。
余計なことしてんじゃねェ!ってか?
まあまあ、そう目くじら立てずともいいじゃありませんか。
だってこの歌、宇多田ヒカルのママ、
いや、マイ圭子のことなんですがネ、
ともあれ彼女のナンバーで一番好きなんですから。
軽快なイントロからして、もうウキウキのほろ酔い気分。
いい曲なんでぜひ一度、聴いてみてチョンマゲ!

いつぞやマニラ在住ののみとも、
大馬主の半チャンがカラオケで歌ってたっけなァ。
この人、面白い人で歌いだしたら、もうどうにもとまらない。
あるとき、それも夜中の3時にJ.C.からの最後のリクエストは
「そして、神戸」・「東京砂漠」・「噂の女」の3連発。
いや、熱唱してましたネ。

そいでもってその翌日、
知人の娘さんの結婚披露宴に出席したら
隣りに座ったのが前川清ご夫妻だとヨ。
こんなことってあるもんかいな、ジッサイ。
しかも前川サンはヒカルママの前夫ときたもんだ。
何でも新婦の親爺サンが調教師で
前川サンも馬を持っており、馬主つながりだったそうな。

ハナシが脇道にそれちまって
ちっともはしご酒が前に進みませんな。
面目もございませんが、取りあえずまた明日。

=つづく=