2016年11月25日金曜日

第1499話 トランプタワーでトランプを (その2)

トランプに尻尾を振った”マリオ”だが
リオで稼いだ得点をニューヨークで吐き出した感あり。
ひいき目に見ても
オバマ現大統領と会ったメルケル女史に軍配でしょ。

オマケにドヤ顔で進めてきたロシアとの北方領土問題。
こちらにも暗雲が立ち込め始めた。
ハッキリ言ってしたたかなプーチンに虚仮(こけ)にされている。
これにはウチの愛猫・プーチン、もとい、
プッチも嘆いて、再びもとい、ニャげいている。

 ♪   あの頃ふたりとも 小麦色してた
    バラ色の雲ゆきが あやしく色あせたの
    突然あらわれた 長い髪の少女
    貴方の視線がどこを 見てるかを見てた私
    ああ 九十九里浜 今は遠い渚      ♪
           (作詞:長戸大幸)

Mi-Ke の「想い出の九十九里浜」は1991年のリリース。
そうか、あれから四半世紀も経つのか!
歳をとるわけだヨ。

ところでほんとだねェ、アベちゃん。
バラ色の雲ゆきが嵐に変わりそうな予感がするネ。
突然あらわれた金髪の老人に
あの狡猾きわまりない視線がもろに移ったもの。
ああ、北方四島、今は遠いまぼろしか!

ここからは自分の個人的なハナシ。
実はJ.C.、五番街のトランプタワーに行ったことがある。
いえ、外から見物したのではなく中に入ったことがある。
それもロビーじゃないヨ、部屋にだヨ。
トランプの部屋じゃないけれど―。

あれは1992年頃だった。
ある夜、友人に誘われて、その友人の友人宅に赴いた。
トランプタワーの一室に集まったのは
日本人の男ばかりが7~8名。
ほかに女性が1人いたかな?
もちろんメンバーはT大やK大やC大のアホ学生とは違う。
彼女を手籠めにするような愚挙、
いや、犯罪に手を染めるバカはいない。

中には元総理大臣の孫やレコ大受賞曲の作曲家なんぞもいた。
集まって何をしたのかというと、日本では犯罪に当たること。
それはカードゲーム、いわゆるポーカーだ。
5ドローや7スタッド、はたまた1タイム・オニギリなんて
珍妙な種目もあったっけ。
とにかく当該ゲームの勝者が次の種目を決める権利を得て
延々20時間も戦った。

リッチなというか、金遣いの粗いのが揃っていたから
ステイク(賭け金)もずいぶん高額。
クルマは無理だとしても
ローレックスとブルガリをまとめて買えるほどのキャッシュが
手元に残ったのを覚えている。
エニウェイ、トランプタワーで徹夜トランプに励んだのでした。