JR日暮里駅のロータリー広場周辺にはよく出向く。
主力のスーパー、銀行ほか、
ブレイクルームが飲酒用・喫茶用と二つもあるからだ。
その広場を見下ろす好位置に
昔ながらの中華そばを出す喫茶店があると聞いた。
日本そば屋の中華そばには意外と当たりが多いが
喫茶店の中華そばの評判はめったに聞かない。
浅草六区の「ブロンディ」にあるけれど、まだ食べていない。
興味を抱いて訪れた。
駅に張り付いたビルの2階に専用エスカレーターで上がる。
下りエスカレーターも階段もない造りは上がったら最後、
入店するしかなく、やっぱり止めたと引き返せない。
店内を突っ切り出口を出て初めて
エレベーターと階段にたどりつく。
自らはカフェレストランを名乗っていてもここは喫茶店。
ゆったりと快適な空間が広がっていた。
目当ての中華そばを通したら14時からの提供とのこと。
まだ13時15分、さすがに待てずナポリタンに舵を切ると
これがあまりにもお粗末。
タバスコ&パルメザンの介助を受けても完食できなかった。
後日、14時過ぎに再来すると、窓際の席がより快適だ。
どういうわけか、みつ豆が付くそうで税込み825円。
飲み物の追加はサービス価格で110円。
アイスレモンティーをお願いした。
店自慢のしょうゆ鶏ガラスープはコク味が浅くイマイチ。
中太多加水ちぢれ麺もプリプリ感に欠ける。
具材は、バラ肉チャーシュー1枚、シナチク、
味付け玉子半個、ナルト、焼き海苔2枚。
あとは白髪ねぎ&緑の小ねぎのWねぎ。
ふ~む、期待したほどじゃないなァ。
むしろ十数年ぶりで食べた、みつ豆が悪くなかった。
赤えんどう豆と求肥、缶詰のみかんにチェリーがちょこん。
当世のオバはんと娘たちはこういうモンを食ってるんだネ。
スライスレモンをストローでつぶしたあとは
ストローを使わずに飲むアイスティー。
ロータリーは都営バスの出入りがひっきりなし。
路線が3つもあるから、さもありなん。
青葉繁れるクスノキの木立、その向こうに「又一順」が見える。
飲食店がリカーレスとなって以来ごぶさただが
解除後はすぐ出向き、香腸をつまみにビールを飲もう。
ところで表題の“談話室の中華そば”は
いったいどういう意味なんだ! ってか?
申し遅れましたがビヤホール「ニュートーキョー」直営の
当店の名前が「談話室」なんざんす。
「談話室」
東京都荒川区西日暮里2-19-4 ニュートーキョービル2F
03-3803-3707