板橋区北部の団地の街、
高島平にユニークな昼食を提供する、
四川料理店あり、との情報を得た。
赴いてみると、その豪華にしてド派手、
巨大な姿にびっくり。
かつて芝・御成門にあった「留園」を連想させる。
双子のデュオ、リンリン・ランランのCMが懐かしい。
隣りには中央卸売市場板橋市場が拡がり、
その向こうにはこれも巨大なトラックターミナル。
団地の街はなんでんかんでんデッカいなァ。
広いダイニングの窓際に案内された。
三つのジャンルから
それぞれ一品づつチョイスするシステムは
トライアングル・ランチと呼ばれ、
何をどう頼もうが一律1100円。
A―麺類
1タンタン麺 2海鮮湯麺 3ザージャーメン
4カキと葱のうま煮のせソバ 5上海焼きソバ
B―飯類
1ルーローハン 2マーボーハン 3豚ヒレ天丼
4広東式あんかけチャーハン 5広東風エビチリハン
C―デザート
1薄皮餃子 2生春巻 3杏仁豆腐
4スープ焼売 5点心二道
択んだのは青字の3品。
Cはデザートとあるが杏仁豆腐以外はすべて点心。
二道は“リャンタオ”と音ずる。
二品盛りのことで内訳は春巻&ニラまんじゅう。
なぜかここにはカレー風味の挽き肉、
いわゆるキーマが添えられる。
ランチサービスのグラスビールは黒ラベル。
小ジョッキくらいでザーサイとともに供される。
小さいから3杯も飲んでしまったヨ。
麺と飯があるため、サイズ控えめと思いきや、
まったくそうではない。
麺はドンブリに八分目。
片栗粉をはたいて揚げたカキが5個も入ってる。
エビチリが乗った飯はほとんどフルポーションだ。
トライアングルはみなフツーの美味しさ。
四川料理屋なのに広東風も目立つ。
突出したものなくとも水準はクリアしている。
さすがに飯は半分近く残したが、いや、マイッたな。
実は今夕、シカゴから帰国した酌友と会う予定。
会計(1925円)を済ませたのが14時で
落合うのは2時間後、何も食えないだろうが
酒は別腹につき、まっ、いいか。
「剣閣」
東京都板橋区高島平7-32-5
03-3939-6750