2023年9月4日月曜日

第3354話 カーボベルデを喰ってやった 

夜にはカーボベルデとの一戦を控えたその日の昼。
よおし、やつらを喰ってやろうと思ったJ.C.、
敵地に乗り込んだ。

と言っても都内に彼の国の料理を喰わせる店など
あるハズもない。
ところがある所にはあるんですな。
それも灯台下暗し、われ棲む町にあったのでした。

外国人の若者に人気が高い、
さくらホテル日暮里のカフェにして
メインダイニング「サクラカフェ」だ。

国民食のマサ・ディ・ガリーニャは
鶏もも肉とポテト・にんじん・キャベツの塩煮込み。
泊り客から教わったレシピを再現して
かれこれ1年以上のロングセラーとなっている。

それは知っていたが食べるのは今回が初めて。
すべてはバスケット、W杯の成せるわざである。
試さなかったのは当カフェ、何を食べても不味いから。
モーニングなんかヒドかった、ジッサイ。

日本の勝利に願かけて期待もせず、来襲した。
中野新橋の山形料理屋で生をいただき、
気に入ったカールスバーグとともに発注。
ここでは小瓶だけどネ。

すると・・・かなりイケるんでないの。
仏料理のポトフにも似た、やさしい味わい。
添えられた白飯にはイタリアンパセリが散っていた。
思いもかけない、くつろぎのひととき。

「サクラカフェ」は
カーボベルデまでカバーするくらいだから
世界各地の料理をメニューに載せている。

カオマンガイ ガパオライス(タイ)
フィッシュ&チップス(イギリス)
ギネスシチュー(アイルランド)
パエリャ ピンチョス オムレツ(スペイン)
スパゲッティボロネーゼ(イタリア)
タコライス(メキシコ)

といった塩梅だ。
今回のマサ・ディ・ガリーニャが好かったので
冷え込んだ互いの関係が修復された。
このレベルに来てくれれば、
利用する機会も増える。

以下の記述は今夜の一線を観てからにしよう。

ハイ、勝った、よかった。楽しんだ。
得意とする第四Qで追いつめられるとは
夢にも思わなかったけどネ。

「サクラカフェ」
 東京都文京区千駄木 3-43-15
 03-5685-1200