2023年9月15日金曜日

第3363話 八戸のうまいもの屋で 初めて外す

   雨がふります 雨がふる  
   遊びにゆきたし 傘はある ♪

いや、傘はあっても
雨の中を歩くのはイヤ。  
メトロを降りたら外に出ず、
すぐ行ける店が何よりだ。

到達したのは日比谷OKUROJI
そう、たびたびお世話になっている、
八戸のアンテナショップ「8 base」だ。
ランチタイムの充実した定食群から択ぼう。

一番人気は刺身にさば塩焼きなどが組み込まれた、
浜定食だが今日は肉が食べたい気分。
田子牛と県産豚のWバラ焼き定食と
美保野ポークの生姜焼き定食で長考に沈む。
サッポロ赤星を飲りながら
迷いを振り払って生姜焼き。

調ったお盆にサラダ付きの厚切りポーク。
サラダはサニーレタスに賽の目切りの山芋。
チョコチョコした小鉢は、めかぶもやし、
南蛮味噌をあしらった小冷や奴、
きゅうり&大根醤油漬け、
さばよしなるサバと根菜の和えもの。
そして焼き麩&わかめの味噌椀に白飯。

では、いただきましょう。
味噌椀を一口すする。
こんなものかな。
めかぶもやしに一箸つけて
主役の美保野ポークを一切れパクリ。
ん? お~い、肉が硬いよぉ。
んん? ソースもしょっぱいよぉ。

これなら米国やカナダ産の豚肉でじゅうぶんだ。
しかも片栗粉でトロみをつけたタレが濃すぎる。
初訪以来、気に染まって
幾度も利用してきたけれど
今回初めて大きく外した。

奮闘努力の末、どうにか食べ終える。
「8 base」はやはり魚介のほうが良い。
八戸はまぎれもない港町。
日本有数の水揚げを誇る漁港なんだ。
かれこれ四半世紀以上も前に訪ねた八戸では
肉なんか口にしなかった。

唯一食べたのは今は無き、
「板橋食堂」のラーメンのチャーシューのみ。
板橋育ちのJ.C.には
忘れ得ぬ昭和の匂いあふれる中華そばでした。

「8 base]
 東京都千代田区内幸町1-7-1
 03-6807-5611