忘年会シーズンたけなわ。
この夜は小ぢんまりと4人で。
カレーのプロのO野チャン、パン専門家のP子、
彼女の元同僚で不動産関係のSりチャン。
このコは初参加ながら
J.C.の大学の後輩と判明、すぐに打ち解けた。
集まったのは神田神保町の交差点に近い、
居酒屋「多幸八」である。
此処では2年前にも似たようなメンバーで
年忘れを開催している。
彼女たちの仕事の関係から19時スタートと
オッサン2人には少々ツラい。
その時間だと身を持て余してしまうんだ。
男はつらいよ、オッサンはもっとツラいよ。
まっ、ほぼ定刻に顔ぶれは揃い、
おのおの生ビールやハイボールでカンのパイ。
O野チャン曰く、必食のシューマイで始まった。
昭和の精肉店みたいにグリーンピースが1粒、
上に乗っかていてレトロ感がある。
あとは鳥の唐揚げともつ焼き。
もつは鳥のいろんな部位のミックスで
単なる砂肝・ハツ・レバーとは異なり、
独特の持ち味が好印象。
ときどき鶏肉専門店で目にするヤツだネ。
品書きに北海道産せこ蟹(2100円)を発見。
せこ蟹は背子蟹が正しい名称。
せいこがにと訓じ、ズワイ蟹のメスである。
これは香箱蟹の別称を持つ。
店の最高値なのでメンバーの許しを得て発注した。
外子もしっかり付き、熱々で登場。
蟹酢が添えられている。
4人で分け合うには絶対量が少ないけれど
みんなして遠慮しながら味わったのでした。
すると女性陣から小くわい素揚げのリクエスト。
小さいながらもなかなかの佳品だ。
オッサン2人もマンのゾクだった。
ズワイとクワイの年忘れ、また楽しからずや。
新潟は長岡の銘酒、吉乃川の上燗に切り替える。
あまり食べなかったせいもあり、
会計は1万2千円とずいぶん安く上がった。
2年前同様に近くのバー、
「しゃれこうべ」に移動した。
連中は J.ダニエルのソーダ割り、
J.C.はサッポロ赤星の中瓶。
時はアッという間に流れ、早くも23時を回る。
仕掛けが遅いと時間に追われてしまう。
次回は早ければ春、遅くとも夏には
顔を合わせることとなりました。
「多幸八」
東京都千代田区神田神保町2-20-29
03-3263-1568
「しゃれこうべ」
東京都千代田区神田神保町2-12-12
03-3262-2740