文京区・根津界隈はわりかし
日本そばの佳店に恵まれている。
中でも長蛇の列を誇るのが
(誇られても困るけど)
「よし房 凛」だ。
不忍通りのその角を
東に折れてほどなく、
なかなかのそば屋が
短期間ながら営業していた。
姉がフロア、妹は厨房、
好ましいコンビネーションを
見せていた二人だが突然閉業。
理由は知らない。
跡を居抜きで引き継いだのが
サカナをメインとする食堂で
その名も「ヲサカナ食堂」。
オサカナでいいと思うが
なぜかヲサカナだ。
初訪問。
13時で全23席が
ほぼ埋め尽くされている。
定食主体の品書きの裏側、
ドリンクメニューを見ると
おう、エラいネこの店は!
ビール(中瓶 700円)が
サッポロラガー
アサヒスーパードライ
キリン一番搾り
3社揃い踏みと来たもんだ。
サントリーを外した気持ちも
判らぬではない。
まずはいつもの銘柄を通し、
表側の品書きを吟味する。
紹介しちゃったほうが早いかー。
刺身定食(1700円)
特上刺身定食(2300円)
銀鮭塩焼き定食(1800円)
カジキ照り焼き定食(2100円)
かます塩焼き定食(2100円)
サーモンハラス定食(1900円)
鯛ハラス定食(2300円)
日替わり丼と
アジフライ定食(2300円)
刺身定食以外は刺身の小鉢付き
1名様につき1つの定食を
お願いしております
見事なまでにサカナ一色である。
小品として
いかの塩辛・しらすおろし・
北海道産明太子・沖縄産もずく
どこまでも海産物で押し通す。
と思ったら1品だけ
黒毛和牛コロッケがあった。
=つづく=