TVの番組に埼玉県・川越が
映し出されていた。
ここで J.C.ふと思う。
神奈川と千葉は
ときどき出掛けているが
埼玉にはほとんど足を
踏み入れていない。
そりゃ、浦和・大宮・草加・
春日部で飲んだことはあるし、
泊りがけなら川越・秩父も
訪れてはいるけどネ。
家から最も近い埼玉県は川口。
千葉県・松戸といい勝負だ。
手始めに行ってみよう。
日暮里から7つ目だから
たかだか15分で行け、
電車賃も178円と来たもんだ。
「あおき食堂」は知っていたが
あちらは一駅先の西川口。
チャチャッと調べて
「わらじ亭」なるとんかつ屋が
アンテナに引っ掛かった。
可愛いらしい商店街を往く。
十数年前に歩いた記憶あり。
道の両サイドに紅白の提灯が
ブラ下がっている。
”ふじのいち” の文字が見え、
此処はふじの市通りのようだ。
=とんかつ 定食 わらじ亭=
袖看板が遠目にも目立つ。
引き戸を引くと
L字カウンターに6席のみ。
底辺の右端に着き、ドライ中瓶を。
サッポロ赤星もあって
壁のポスターが云うには
川口と言えばサッポロビール
日本最古のビールブランド
サッポロラガービール
だとサ、そうなのかな?
名代のわらじとんかつを
単品でお願いした。
豚ロースを叩き延ばし、
いわゆる紙カツ仕立てらしい。
待つこと5分。
繊キャベ&マカサラを従えた、
わらじは思ったより厚い。
6切れにカットされ、
脂の付きもよろしい。
先客・後客合わせて8名。
その全員がわらじ定食である。
かつ650円、食事セット450円。
1100円+税のようだが
唯一人、ビールを飲んだ、
J.C.の勘定は1292円也。
年配の店主曰く、開業30有余年。
今はパートの女性も辞め、
独りで切盛りとのこと。
なかなかいい店だった。
長いわらじを履いた甲斐が
あったというものです。
「わらじ亭」
埼玉県川口市幸町2-17-6
048-252-7920