都立板高の級友・T橋クンに
先立たれてしまい、
弔いに彼の自宅へ。
同行したのは盟友・N田クンだ。
西武新宿線・東伏見駅で
待ち合わせたが
1時間ほど余裕があり、
2つ都心寄りの上石神井駅から
小雨降るなかを歩いて行った。
未亡人にお悔やみを述べ、
仏壇に線香を上げて手を合わせる。
この1月に一献の予定だったが
体調を崩した彼は出席かなわず、
昨年5月が最後となってしまった。
東伏見には初めて。
実は今を去ること45年前。
W大1年のときに来る予定だった。
当地に大学のグラウンドがあり、
学友とラグビーの練習を
見る予定のところ当日、
生憎の土砂降りのため流れた。
帰りがけ、N田とともに
駅そばの居酒屋で故人を偲ぶ。
「かっぱ屋」は地元の人気店。
テーブルはすでにいっぱい。
カウンターに横並びとなる。
黒ラベルの大瓶を注ぎ合い献杯。
つまみが思い出話だけ、
というわけにも参らない。
平目・本まぐろ中とろ・北寄貝を
盛合わせてもらう。
平目と北寄は申し分ないが
大間の産を誇示するまぐろは
あまり感心しなかった。
大間どころか、
ホントに本まぐろかいな?
疑問を抱いたほどである。
相棒はふぐのヒレ酒、
当方は一ノ蔵の冷酒に切り替え、
たら白子の揚げ出し、
銀だら西京焼きを
追注に及んで分け合う。
ビール好きの J.C.は
瓶ビールに戻り、
N田は芋焼酎お湯割りに移行した。
勘定はいくらだったかな?
二人で壱万円はしなかったと思う。
メトロ東西線へ乗り換える盟友と
高田馬場で握手を交わして別れた。
これからも旧友との別れが
待っているんだろうな・・・
自分が先かもしれないけれど
とにかく憂いを抱きながら
山手線に揺られて帰りました。
「かっぱ屋」
東京都西東京市富士町4-14-15
042-468-5674