池上駅前通りの「晴レ坊主」。
ネームプレートに”リーダー”と記された、
ニイさんのワンオペだったが
16 時を過ぎてネエさんが出勤してきた。
彼女のプレートには”ぴっこ”とあった。
ユニークなニックネームだネ。
焼きもの2串に生3杯の会計は1370円也。
愛想の好い二人に見送られ、次の店へ。
2軒目は散策中に
目星をつけておいた「夢食堂」。
モダンな食堂をイメージさせながら
実は町中華である。
店内は奥が一段高くなる二段構え。
フロアに初老の女将さん。
厨房は一見、旦那さんかと思いきや
年恰好から息子かな?
息の合ったツーオペだ。
ドライの中瓶を通すと
サービスのお通しが竹の子。
かつお節と炊いた、言わば中華風土佐煮だ。
かなりの量で一品としてもじゅうぶん。
すでにうるおっているノドを
さらにうるおわせながら菜譜のチェック。
野菜を補うためにも
タンメンをツルツルっといっとこうかー。
ほう、スープビーフンに目がとまった。
珍しいネ。
J.C.は1980年代半ば、シンガポールに4年いた。
かの地ではポピュラーな食べものである。
中華麺&米粉が半々なんてのもあって
所変われば品変わるを実感した。
よし、いってみよう。
珍しい米粉に気をとられ、
ヌードル半分を伝え忘れ、サァ大変。
他店の大盛り並みのドンブリが着卓。
細い米粉に合わせ、
チャーシュー・ハム・ナルト・しいたけ・
野菜類、みな千切りではあるがどっさり。
スープもたっぷりでおまけにちょいと油っこい。
どうにも食べきれず、道半ばにしてリタイア。
おおかたの注文をさばき、
表に出てきて一服中の息子(?)に
「残しちゃってごめんなさいネ」
「いえ、いいんすヨ」
ビール1本で切り上げ、勘定は1250円でした。
「晴レ坊主」
東京都大田区池上6-2-18
03-6410-2820
「夢食堂」
東京都大田区池上4-27-3
03-6410-2385