時間が余ったので自由が丘散策。
どうもこの街は歩きにくい。
南口はプロムナードにベンチがズラ~ッと並んで
好い雰囲気ながら、飲食店が集中する北口方面は
歩道がほとんどなく、クルマ優先の街並みとなる。
自由が丘は歩行者にとって、不自由が丘なのだ。
いつものように「オオゼキ」で
ドライのロング缶を買い、
アタマをK子チャンに委ねた。
「今日のランチはどちらに?」
「自由が丘でカレーだヨ」
「エッ? 珍しいですネ。
でも自由が丘って歩きにくくないですか?」
これには驚いた。
まさに我が意を得たり。
誰しも思うところは一緒なんだ。
若者には人気の街だと勝手に決めてたからネ。
アタマさっぱり、首筋ひんやり。
かむろ坂を下って山手通りのバス停で両面待ち。
左に行けば中目黒・渋谷、
右なら新馬場・大井町、どちらでも良し。
先に来た渋谷行きに乗り、
大橋ジャンクションで下車した。
テクテクと三宿を通り抜け、三軒茶屋に到達。
ポツリポツリと店の灯が点り出す。
すずらん通りの「伊勢元」に入りかけたが
ちょいと待て、三角地帯に回ってみよう。
月日の流れは速い、此処へ来るのはほぼ5年ぶり。
一めぐりして「ちさとちゃん」の店先の品書きに
見入っていると、
中から若い店主(?)が出て来ていざなう。
こういうのって、つい、つい、入っちゃうんだ。
18時半と早いせいか、
カウンターに空席があり、すんなり着いた。
ドライの中瓶にマカロニサラダのお通し。
わさび菜つんつん漬けに惹かれてお願い。
いや、ホントにつんつん来るわ。
わさび好きにはたまりまへん。
揚げた春雨みたいなツマはコリコリと食感が絶の妙。
店主に訊くと海藻から作った海藻麺で
加工品ながら添加物は一切ないそうだ。
当店はどて焼き居酒屋を自称しており、
ドライの3本目とともに
1本180円のどて焼きを2本。
いや、旨いネ、八丁味噌が自己主張をしまくる。
徳島阿波牛はさすがであった。
2種の昆布〆は長崎のどぐろ&銚子金目鯛。
惹かれるものあれど、そのうちまた来よう。
支払いは3千円とちょっと。
5年前に何度か通った、
近くのスナック「L」をのぞいてみるとしよう。
「ちさとちゃん」
東京都世田谷区三軒茶屋2-13-19
03-5787-8022