2023年2月14日火曜日

第3210話 えぞ鹿せいろと和牛モツそば (その1)

7年前の今頃、一度訪れた、
文京区・関口の「蕎麦人 弁慶」。
その系列店が同区・千駄木に出来たのは
3年ほど前だったろうか?

其処が面白いものをメニューに載せ始めた。
和牛モツのそばとラーメンである。
加えて、えぞ鹿せいろと来たもんだ。
何度か利用しているが
再訪の価値ありと判断して赴いた。

初めはモツそば。
サッポロ赤星の中瓶と一緒に通す。
すると4点盛りのお通しが運ばれた。
品書きにはアルコールを頼むと昼夜問わず、
オッツケられるとある。

しかも390円がチャージされる。
夜ならまだしもランチタイムに気易く飲む、
ビール1本にこれはないだろう。
またその内容がヒドいんだ。

蒸した鳥むね肉、揚げた鳥皮、切り干し大根、
薄っぺらい玉子焼きと、
よくもまあ、愚にもつかないものばかり。
中瓶本体が750円だから合わせて1140円。
真っ昼間から、これはないぜセニョリータ!

ここで思い起こされるのが2週間前の「川勇」。
墨田区・石原のうなぎ屋さんだが
あすこは好かった。

スーパードライは同じ750円ながら大瓶だ。
良くできた油揚げ&切り昆布の煮たのはフリー。
雲泥の差とはこういうことを言う。

この差を文京区・千駄木と
墨田区・石原の違いと断言したら
千駄木に悪いから言わないけれど・・・
あれェ、言っちゃったかー。
文京区民のみなさん、ごめんなさい。
ん? 自分で自分に謝ってどうすんだ!

その日はどうにか気を取り直し、
モツそばに挑んだ。
ビールの恨みは恨みとして、そばは美味しかった。
このフェアな精神こそが
J.C.のJ.C.たる所以である。

勝手に自画自賛したところで
以下、次話でありんす。

=つづく=