もんじゃタウン・月島で昼めし。
土曜日ということもあって
かなりの人出だが若者ばっかり。
爺さん・婆さんはもとより、
父さん・母さんの姿すらほとんど見かけない。
人気店の店先なんぞ並んだ丸椅子に
カップルやグループがズラリである、
年寄りは鍋を箸で着っつくのを好むが」
若いのはコテをズリズリするのが好きみたい。
何せ、小手先が器用だからネ。
めったにもんじゃやお好み焼きを口にしないJ.C.は
魚料理「ますや」の暖簾をくぐった。
昨年、エボ鯛の塩焼きに魅了され、今回が二度目。
気に入りの店である。
狙っていたのはカキフライだが
カキがあるならミックスフライにも
混じっているに相違ない。
そう踏んで内容を確かめもせず、
ミックスの発注に及んだ。
ドライの中瓶を通すと
浅漬け白菜のザク切りがサーヴされる。
こいつがめっぽう旨い。
ビールにピタリ寄り添って
飯にもバッチリだろう。
予想通りに、そして期待通りに
わりと大ぶりのカキが2粒入っていた。
あとは3枚おろしのアジが1枚に
カンパチかな? いや。ブリだなこれはー。
小さめのが2切れと申し分なし。
繊キャベ&ポテサラはともにタップリ。
嬉しいのは味噌椀の具のアサリ。
豆腐やわかめが主流を占める昨今、
立て看板に”魚料理”とあるのは伊達じゃない。
去年のエボ鯛ほどではないにせよ、
ミックスシーフードを味わいつくして
マンのゾクである。
あらためてホワイトボードの品書きを見つめ直す。
目を射抜くのはキンキ(3000円)と
のどぐろ(3500円)の塩焼きである。
値段的にはこれらが双璧を成す。
ひと昔前ならキンキの方が高かったが
ここ数年、逆転現象が起きている。
のどぐろ(赤ムツ)だと料理の幅が広がるため、
高級割烹も扱いやすいのだろう。
J.C.のイチ推しは
肝付きキンキの煮付けですけどネ。
「ますや」
東京都中央区月島3-15-2
03-3531-5246