練馬「よつぼし」の支払いは約3千円。
栗焼酎を愛でつつ、つらつらと思っていた。
そうだ、今日は都営大江戸線沿いを飲み歩こう。
豊島園や光が丘に行っても仕方ないので
新宿方面の電車に乗った。
都庁前で外回りには乗り換えず、
六本木・麻布十番・大門を過ぎてゆく。
宵闇が迫りくるとどうしても下町に心が動く。
門前仲町で降りた。
時刻は16時半。
”来れば立ち寄る”の立ち飲み酒場、
「ますらお」に直行。
あれェ、シャッターが下りてるぜ。
7月末に清澄白河の「天竜」で飲み会の際、
0次会を目論んだ、
のみとも・B千チャンからメールが入った。
「『ますらお』は臨時休業みたいです」
ちぇっ、またかい。
すぐそばの「魚三」に廻ると案の定、満席。
2階に行け! と言われて階段を上がったら
店のオジさんが首をフリフリする。
「下で上に行けって言われたんだけど・・・」
「そう言われても座れないもんは座れない」
「そりゃそうだネ」
おとなしく引き下がる。
門仲なら何とかなるサ。
永代通りと大横川に挟まれた飲み屋ストリートへ。
「立ち呑み wine Maru-shu2」が何気に良さげ。
スッと入店した。
折よくハッピー・アワーで
ハートランドの生が350円。
グラスワインはすべて200円引き、
まずは生を1グラス。
フード・メニューがおっそろしく豊富だ、
フレンチ、イタリアン、」スパニッシュに
アメリカンまで揃っている。
ありゃあ、プルドポークがあるヨ、
”ちぎった豚肉”はエルヴィスの生まれ故郷、
テネシー州・メンフィスの郷土料理で
南西部、いわゆるディープ・サウスでは
バーベキューの定番なのだ。
肩ロースが使用され、
最も主張する香りはクミンである。
これにはルーマニアのピノ・ノワール、
ラヴィを合わせて美味しくいただいた。
予期せぬ出会いに感謝であります。
=つづく=
「立ち呑み winw Maru-shu2」
東京都江東区富岡1-6-10
03-6458-8199