2023年10月6日金曜日

第3378話 カーボベルデの豆責め

住まいに至近の「サクラカフェ」。
先日、カーボベルデの国民食、
マサ・デ・ガリーニャを紹介した。

以来、ボルシチやカオマンガイのお世話になったが
もう1品、カーボベルデの料理があるんだ。
今回はそれを試してみた。
名前はカーボベルデ・サラダと味も素っ気もない。

スタッフに内容を訊ねたら
「豆が主体です」と返事まで素っ気ないんでやんの。
ここは乗りかかった舟。
豆はあまり好きではないが
子どもの頃よりはいくぶん食べるようになった。

豆好きとなれば、思い浮かぶのは2人。
最初に刑事コロンボ。
彼の大好物チリコンカンは
代表的なメキシコ及びテクス・メクス料理だ。

そしてわが亡父。
軍隊に行ってるせいか、
豆や芋の炊き込みめしが好きだった。
母親は好まず、子どもたちに至っては大嫌い。
そりゃそうだヨ、
3人とも兵隊に行ったことがないからネ。

カールスバーグの小瓶とともに味わう。
白豆がツナ缶と和えてあり、
ディル&アーリーレッドが少々。
豆の量がとてつもなく多く、
食っても食っても減りゃしない。

人生でこんなに豆を食うのは初めてだ。
すさまじい豆責めである。
傍から見りゃあ、豆鉄砲を食らった、
鳩みたいな顔をしていたに違いない。

父親の十八番「麦と兵隊」、
その最終4番が聞こえてきた。
”麦”を”豆”に置き換えてお聴かせしましょう。

♪ 往けど進めど また
  波の高さよ 夜の寒さ
  声を殺して 黙々と
  影を落として 粛々と
  兵は徐州へ 前線へ  ♪
  (作詞:藤田まさと)

天皇陛下万歳!
ってか?

「サクラカフェ」
 東京都文京区千駄木3-43-15
 03-5685-1200