2026年4月17日金曜日

第4047話 「生駒軒」を もう1軒

神田和泉町の「生駒軒」を
紹介したところだが
その勢いでもう1軒。
今度は日本橋人形町だ。
おそらく現存する「生駒軒」で
最古参と思われる。

甘酒横丁の入口近く、向かいには
玉子焼きと焼き鳥の人気店、
「鳥忠」が店を構えている。
並びには鯛焼きの有名店「柳屋」。
こちらは年がら年中、長蛇の列だ。

立て混む12時半に訪れたが
待たされることもなく、
すんなり四人掛けに案内された。
そのうち相席となるんだろう。

ビールは中瓶で一番苦手な
キリン・クラシックラガーのみ。
よほど見送ろうと思ったものの、
しばらく飲んでいないため、
味わいの確認に踏み切る。

う~ん、やっぱりなァ。
でも、飲み切った。
ラガーや一番搾りのこともあるが
「生駒軒」はどこもキリンだ。

半チャンラーメンに行き掛かり、
すんでのところで思いとどまる。
毎度、毎度、半チャンじゃ、
ナントカの一つ覚えに等しい。
野菜の補給も兼ねて
タンメンに白羽の矢を立てた。

どこにでもありそうな
ヴィジュアルはごくフツー。
でも期待通りにヴェジいっぱい。
もやし・にんじん・玉ねぎ・
小松菜にキクラゲと豚バラ肉。
麺上にごっそり盛られている。

タンメンはラーメンと違い、
太打ち麺であることが多いが
当店はわりと細め。
ノビないうちに麺から攻めてゆく。

隣りの空卓にオッサン、
いや、爺サン3人組が着卓。
揃って広東麺を通すじゃないかー。
仲良しトリオの確信的狙い撃ちは
どんな逸品が出て来るのか
拝んでみたかったものの、
ビールがカラでは退店のほかない。

帰宅後、いろいろ調べていて
面白いことが判明した。
昭和6年創業の麻布1号店は
初代のなじみの麻布芸者の名前が
生駒姐さんだったそうな。

昔のオッサンはこういうことを
恥ずかしげもなく、
平気でやらかしていたんだネ。
大恐慌からまだ2年しか
経ってないってえのにー。
やれやれ。

「生駒軒」
 東京都中央区日本橋人形町2-3-4
 03-3666-1633